低分子量Gタンパク質

低分子量Gタンパク質はRasに代表されるGTPaseで,さまざまな細胞内プロセスの制御を司る.ARF1,Rab1,Sar1などはすべてこのグループに属する.各低分子量Gタンパク質に特異的なGDP/GTP交換因子(GEF)によりGTP結合活性型に,GTPase活性化因子(GAP)によりGDP結合不活性型に変換されることにより,下流へのシグナル伝達のスイッチとして働く.Rabをはじめとする一部の低分子量Gタンパク質には,そのGDP型に結合して不活性型GTPaseを細胞質に局在させるGDP解離抑制因子(GDI)と,GDIを解離させ標的膜への局在を促進するGDI置換因子(GDF)がさらに関与する.

実験医学増刊 Vol.27 No.10
実験医学 2009年7月号 Vol.27 No.11
実験医学増刊 Vol.33 No.17

参考書籍

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