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カベオラ

かべおら

細胞膜に存在する直径50〜100 nmのフラスコ状の凹み.カベオリン(caveolin)のオリゴマーを骨格として構造が形成される.コレステロールやスフィンゴ脂質の富むラフトの一部と考えられ,脂質取り込みやシグナル伝達に関与する.マウスES細胞の未分化維持に働くLIF/STAT3シグナルの伝達には,レセプターであるLIF受容体やgp130がラフト/カベオラに局在する必要がある.(実験医学2010年5月号より)

膜ドメインの姿と生体脂質のダイナミクス

池ノ内順一,藤本豊士/企画

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです

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