等温滴定カロリメータはセルに入れた試料溶液にシリンジに入れた相互作用相手溶液を逐次滴下し,その発熱・吸熱を高感度に直接計測する装置である.エンタルピー変化を計測することで,乖離定数,ストイキオメトリー等を溶液中で非標識かつ非破壊で一回の実験から求められ,生体分子間相互作用解析に広く用いられる.(実験医学増刊4315より)

構造生命科学 AlphaFold時代にどう活かす?
生命機能を解く、変える、創るための技術と研究戦略
リガンドを含む溶液を対象試料溶液に滴定し,リガンドと対象試料が相互作用する際に生ずる発熱量または吸熱量を測定することにより,両分子間の結合親和性やストイキオメトリー等を定量的に解析する手法.(実験医学増刊385より)

イメージング時代の構造生命科学
細胞の動態、膜のないオルガネラ、分子の構造変化をトランススケールに観る
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