画像診断Q&A

レジデントノート 2018年12月号掲載
湿性咳嗽を主訴とした30歳代男性

症例

症例
:30歳代男性.
既往歴
:特記すべきことなし.
喫煙歴
:20~30歳まで30本/日.
飲酒歴
:機会飲酒.
家族歴
:特記すべきことなし.
現病歴
:2カ月前から湿性咳嗽が出現した.近医を受診し,感染性肺嚢胞の診断で入院した.1カ月抗菌薬を投与したが軽快せず,当院へ転院した.
身体所見
:意識清明,体温35.9℃,脈拍70回/分,血圧110/60 mmHg,呼吸数14回/分,SpO2 98%(室内気).胸部聴診上異常呼吸音,心雑音を聴取しなかった.
検査所見
:WBC 6,900 /μL (Neu 81.5%,Ly 14.3%,Mono 4.2%,Eo 0.0%),CRP 8.34 mg/dL,TP 6.2 g/dL,Alb 3.7 g/dL,GOT 21 IU/L,GPT 19 IU/L,LDH 295 IU/L,BUN 14.5 mg/dL,Cr 0.98 mg/dL.
動脈血液ガス(室内気)
:pH 7.426,PaO2 87.5 Torr,PaCO2 43.7 Torr.

Question

  1. Q1 :胸部X線写真(図1)の所見は?
  2. Q2 :診断はどのように行うか?
  3. Q3 :治療はどのように行うか?
「羊土社会員」ご登録(無料)で症例画像など、全文が読める!
本コンテンツの続きをご覧いただくためには「羊土社会員」のご登録が必要です.