こんなにも面白い医学の世界 からだのトリビア教えます

レジデントノート本誌に掲載された「こんなにも面白い医学の世界 からだのトリビア教えます」をWEBでも順次公開してまいります!.

掲載一覧

第36回 バンジージャンプで失明?

第37回 マリンスポーツと納豆アレルギーの意外な関係

  • レジデントノート2017年10月号掲載

バンジージャンプはもともと南太平洋のバヌアツ共和国で,成人の通過儀礼として行われていたものです.男子が勇気ある成人男性となるために超えねばならない壁であったのですが,今では日本を含め世界各地で体験することができます.私は高所恐怖症ですし,学生のころデートで絶叫マシンに乗った後に嘔吐して振られて以来,絶叫系は控えています.

第36回 バンジージャンプで失明?

第36回 バンジージャンプで失明?

  • レジデントノート2017年9月号掲載

バンジージャンプはもともと南太平洋のバヌアツ共和国で,成人の通過儀礼として行われていたものです.男子が勇気ある成人男性となるために超えねばならない壁であったのですが,今では日本を含め世界各地で体験することができます.私は高所恐怖症ですし,学生のころデートで絶叫マシンに乗った後に嘔吐して振られて以来,絶叫系は控えています.

第35回 氷をバリバリかじる人は病気?

第35回 氷をバリバリかじる人は病気?

  • レジデントノート2017年8月号掲載

ジュースなどを飲んだ後,氷をバリバリかじる人がいます.氷を異常なほどに食べることは,氷食症(pagophagia)と呼ばれ,異食症(pica)の1つと考えられています.氷食症の定義はあいまいで,製氷皿1皿以上食べたり,強迫的異常行動としてみられる場合をそう呼ぶそうですが,氷食症は鉄欠乏性貧血の患者さんに比較的高い確率でみられる症状であることが知られています.

第34回 心臓の穴は片頭痛を起こす?

第34回 心臓の穴は片頭痛を起こす?

  • レジデントノート2017年7月号掲載

頭痛は,救急・総合診療でも多く遭遇する症候です.なかでも,発作性かつ拍動性に起こる片頭痛は,人口の約8%にみられるとされ,しばしば悪心・嘔吐を伴うこともあるため,日常生活に支障をきたし悩んでいる人が多い頭痛です.脳の器質的病変を伴わないことから,なかなか有効な治療法も確立されていません.この片頭痛と卵円孔開存に深い関係があるという研究結果が2014年に発表され,注目されています.

第33回 「目散る」アルコール

第33回 「目散る」アルコール

  • レジデントノート2017年6月号掲載

最近,メタノール(メチルアルコール)を飲んで中毒になり搬送されてくる患者さんが増えているのですが,楽に死ねる,とか,思いっきり酔える,などという誤った情報をインターネットから得ているケースが多いようです.

第32回 テレビゲームが疾患を生む?

第32回 テレビゲームが疾患を生む?

  • レジデントノート2017年5月号掲載

生活スタイルが変わってくると,これまでになかった疾患が生まれてきます.先日,任天堂からSwitchという新しいゲーム機が発売されましたが,テレビゲームが原因で起きる疾患もその1つです.アメリカでは,テレビゲームのことを「Nintendo」という通称で呼ぶ人が多く,その名前が疾患名としても使われています.

第31回 ハイムリッヒ先生のハイムリッヒ法 初体験

第31回 ハイムリッヒ先生のハイムリッヒ法 初体験

  • レジデントノート2017年4月号掲載

食べものによる窒息は救急外来でよく遭遇します.厚生労働省の報告によると,窒息の原因となる食べものはもちが最も多く,ついでパン,米飯と続くようです.一方,アメリカでは牛肉が最も多い原因で,食事が喉に詰まることを総称してsteakhouse syndromeと呼んでいます.

第30回 救急外来のジンクス

第30回 救急外来のジンクス

  • レジデントノート2017年3月号掲載

岡山大学病院救急科には「宏道おにいさん」と呼ばれている先生がいて,みんなから恐れられています.どうして恐れられているのかというと,「宏道おにいさん」が当直をすると,重症患者さんがたくさん搬入になり,とても忙しくなるからです.

第29回 フッ素ってやばいの?

第29回 人はなぜキスをするのか?

  • レジデントノート2017年2月号掲載

口付け,いわゆるキスは欧米人に限らず,人類のほぼ90%にみられる行為といわれています.しかし,どうして人間はキスをするのか,この医学的意味についてはまだよくわかっていません. 最も古典的な説としては,鳥にみられるように食べ物を咀嚼して子どもに与えるという行為から派生し,文化として定着したといわれています.

第28回 フッ素ってやばいの?

第28回 フッ素ってやばいの?

  • レジデントノート2017年1月号掲載

以前,産業廃棄物処理施設で暴力団が出したゴミから猛毒のフッ化水素酸が見つかったと報道され,フッ素化合物が話題になったことがありました.

第27回 美容院卒中症候群

第27回 美容院卒中症候群

  • レジデントノート2016年12月号掲載

前回の「中華料理店症候群」に続いて今回も少し変わった名前の疾患をご紹介します.理容室ではシャンプーのとき顔面を下にした状態になりますが,美容院では仰向けになりますよね.この仰向けで首を反らす姿勢は意外と危険だというお話です.

第26回 中華料理店症候群

第26回 中華料理店症候群

  • レジデントノート2016年11月号掲載

食欲の秋ですね.ということで今回は「食」に関するお話をします.王将という中華料理の店があって,われわれもよくお世話になりますが,中華料理店症候群という,あまり有難くない名前の疾患があるのを知っていますか?

第xx回 タイトル

第25回 POKEMONという名のタンパク

  • レジデントノート2016年10月号掲載

最近「ポケモンGO」というゲームアプリが日本でもダウンロードできるようになり,町のいたるところでスマートフォンを見ながら歩いている人を見かけます.ポケモンGOで事故が増えているというニュースもありますが,ポケモンは10年前,医学会,特に癌研究において大きな話題になったのです.

第24回 海で魚に刺されたら

第24回 海で魚に刺されたら

  • レジデントノート2016年9月号掲載

夏には海で怪我をしたり,魚やくらげに刺されたりした患者さんが救急外来にきます.海の生物による刺傷に対しては,酢,イチジクの汁,サボテン,尿,などこれまで多くの民間療法ともいうべき治療法の報告があります.しかし,海の生物による刺傷は比較的多いにもかかわらず,その正しい処置に関しては意外と知られていません.


第xx回 タイトル

第23回 アイスクリーム頭痛

  • レジデントノート2016年8月号掲載

冷たいものを食べると頭が“キーン”と痛くなることは皆さん経験したことがあるでしょう.これは,「アイスクリーム頭痛(Icecream headache)」として,正式な医学用語として認められている頭痛です.

>第22回 ブタの臓器を人間に

第22回 ブタの臓器を人間に

  • レジデントノート2016年7月号掲載

臓器不全を補うのは理想的には再生医療や人工臓器ですが,まだまだ現実のものとなるには時間がかかりそうであり,臓器移植に頼らざるを得ないのが現状です.しかし,大きな問題はドナーの不足です.私が医学部の学生の頃,ドナー不足の苦肉の策で,生体ドナーからの移植が日本ではじめて行われ,議論になったことを覚えています.

第21回 独眼竜正宗にステロイド

第21回 独眼竜正宗にステロイド

  • レジデントノート2016年6月号掲載

人間は眼球を左右もっていますが,外傷などで片方の眼球が損傷すると,3〜4週間後に残った対側に,国家試験で覚えたフォークト・小柳・原田病に似たぶどう膜炎の症状が現れることがあります.これは,交感性眼炎としてよく知られた病態で,一方の眼球が穿孔性外傷を受け,ぶどう膜が損傷することにより,ぶどう膜色素(メラノサイト)に対して自己免疫機能が働くためと考えられています.

第20回 醤油を一気飲みしたらどうなる?

第20回 醤油を一気飲みしたらどうなる?

  • レジデントノート2016年5月号掲載

かつて日本がまだ戦争をしていたころ,病気になって徴兵を逃れようと醤油を大量に飲んだ人が多くいたそうです.醤油は今やsoy sauceとして世界中で手に入る調味料ですが,本当に醤油をたくさん飲むと病気になるのでしょうか?


第19回 ジェットコースターのあとの頭痛

第19回 ジェットコースターのあとの頭痛

  • レジデントノート2016年4月号掲載

僕が週1回当直している病院は,大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパン®のそばにあることで,なかなかユニークな患者さんがこられます.昨年のハロウィン・ホラー・ナイトでは,ゾンビに扮したスタッフがお客さんに突き飛ばされ,肩関節脱臼で搬送されてきたのですが,肩を下げて痛そうに歩く姿はリアルに怖いものでした.

第18回 弁慶の立ち往生

第18回 弁慶の立ち往生

  • レジデントノート2016年3月号掲載

救急外来で心停止から少し時間が経過して発見された患者さんが運び込まれることがあります.気管挿管しようとしても顎がかたくなっているなど,いわゆる死後硬直が起きている場合には死後数時間は経過していると判断して,そのまま死亡確認をすることになります.

第xx回 タイトル

第17回 3秒ルールは本当か?

  • レジデントノート2016年2月号掲載

食べ物を床に落としたとき,「3秒以内(または5秒以内)なら大丈夫!」といって食べた経験はありませんか? アメリカでも“Five seconds rule!”と叫びながら,地面に落ちた食べ物を食べた友人がいて,これは世界共通の認識なのだと感動した記憶があります.しかし,本当に床や地面に落ちた食べ物を3秒や5秒以内に拾えば,衛生的に問題ないのでしょうか?

第xx回 タイトル

第16回 CAさんには乳がんが多い?

  • レジデントノート2016年1月号掲載

がんと放射線の関係は昔からいわれていますが,宇宙放射線に長時間曝露されるキャビンアテンダント(cabin attendant:以下CA)さんは乳がんが多いという都市伝説があります.今回はこれを検証してみましょう.

第xx回 タイトル

第15回 食事の後に運動するとわき腹が痛くなるのはなぜ?

  • レジデントノート2015年12月号掲載

食事の後に急に走るなどの激しい運動をすると,左わき腹が痛くなる経験はみんなしたことがあると思います.急激な酸素の消費による横隔膜の虚血やけいれんによる痛みだという説もありますが,そうであれば左わき腹だけが痛くなる説明には説得力がありません.なぜ左わき腹痛が起こるのか,考えてみましょう.

第xx回 タイトル

第14回 七面鳥を食べると眠くなる?

  • レジデントノート2015年11月号掲載

アメリカでは11月の第4木曜日に感謝祭(Thanksgiving Day)を祝います.これは一大イベントで,イギリスからアメリカに移り住んだ人たちの最初の収穫を記念するものだそうです.この日には家族が集まり,中に詰め物をした七面鳥(Turkey)の丸焼きを食べるのが一般的です.感謝祭の日に,おなかいっぱい食事をしてソファーで眠る人をTurkey comaといい,七面鳥に含まれる眠気成分のためだといわれていますが,これは本当でしょうか?

第xx回 タイトル

第13回 宇宙飛行士が吸う空気

  • レジデントノート2015年10月号掲載

先日,油井亀美也さんが国際宇宙ステーションに行かれましたよね.それにちなんで,今回は宇宙のお話をします.

第xx回 タイトル

第12回 四谷怪談のお岩さんがもられた毒とは?

  • レジデントノート2015年9月号掲載

夏になると怪談をよく耳にするようになります.なかでも「四谷怪談」は有名で,男女関係のもつれから,薬と偽って毒をもられたお岩さんが,容姿が醜く変貌してしまい,ショックのあまり死んでしまうお話です.このように容姿が変わってしまうような毒とは,一体なんだったのでしょう.現代医学ならお岩さんは助かっていたのでしょうか?

第xx回 タイトル

第11回 虫垂は無用の長物か?

  • レジデントノート2015年8月号掲載

虫垂はそれ自体生理機能がなく,退化した痕跡の臓器といわれてきました.外科医はかつて虫垂を切除することにあまり抵抗を感じずに,開腹したついでに虫垂炎の予防のためといって異常のない虫垂を切除した例もあったそうです.ところが,最近,この虫垂の働きが意外にもとても重要であることがわかってきました.

第10回 高山病の予防・治療薬 アセタゾラミドル

第10回 高山病の予防・治療薬 アセタゾラミドル

  • レジデントノート2016年7月号掲載

私は以前,当直明けで富士山に登り,頭痛と吐き気でせっかくのご来光を気分よくみられなかった苦い思い出があります.高山病(減圧症)を身をもって体験した一人です.

第9回 他人の便で治療?

第9回 他人の便で治療?

  • レジデントノート2016年6月号掲載

私たちの腸管の中には,多くの種類の腸内細菌が存在しており,その絶妙なバランスにより,腸管の免疫系が適切に活性化されています.それには制御性T細胞やIgA抗体などさまざまなメカニズムがかかわっていることがわかっています.当然のことながら,正常な腸管内細菌叢が破壊されバランスが崩れると,さまざまな疾患の原因となってくるのはご存知のとおりです.

第8回 喫煙はからだにいい?

第8回 喫煙はからだにいい?

  • レジデントノート2015年5月号掲載

喫煙が健康に害になるというのは,いまや議論の余地もないでしょう.喫煙者は昨今非常に肩身が狭くなっていて,喫煙する場所をみつけるのにも苦労しているようです.ところが,多くの疫学調査により,喫煙によりParkinson病など神経変性疾患の症状が改善したり,発生率が減少したりすることが報告されているのです.

第7回 〆のラーメンが欲しくなるのはなぜ?

第7回 〆のラーメンが欲しくなるのはなぜ?

  • レジデントノート2015年4月号掲載

歓送迎会など宴会のシーズンです.お酒を飲んだあとには,〆のラーメンや雑炊が欲しくなりますよね.アルコールの利尿作用で塩分が不足し,塩気があるものを欲することは理解できますが,あれだけ飲んだり食べたりしたにもかかわらず,炭水化物が欲しくなるのはなぜでしょう?

第6回 秀吉の兵糧攻め

第6回 秀吉の兵糧攻め

  • レジデントノート2015年3月号掲載

織田信長の家臣であった羽柴秀吉は,播磨三木城や鳥取城を,兵糧攻めにより落城させたと伝えられています.ご存知のとおり,兵糧攻めとは,城を包囲し城内へ食料を持ち込ませないことで,城内にいる兵士や馬などを飢えさせる戦法で,直接武器を使うわけではないけれど,残酷な方法です.

第5回 イヌイットの血はさらさら?

第5回 イヌイットの血はさらさら?

  • レジデントノート2015年2月号掲載

グリーンランドには,イヌイットと呼ばれる氷雪地帯に住む民族がいます.昔から,イヌイットはケガをして出血したときに,血が止まりにくいといわれていました.研究者らはこれに注目し,1970年代にイヌイットと本土に住むデンマーク人とを比較した疫学調査を行いました.

第4回 新生児黄疸はどうして必要なの?

第4回 新生児黄疸はどうして必要なの?

  • レジデントノート2015年01月号掲載

ビリルビンは過度に血中に存在すると,血液脳関門を通って,大脳灰白質の大脳基底核に沈着し核黄疸という中枢神経系の異常を起こします.一方で,新生児には新生児黄疸という生理学的な黄疸があることは知っていると思いますが,なぜ新生児は強い毒性をもつビリルビンをわざわざ増やす必要があるのでしょうか?

第3回 αグルコシダーゼ阻害薬(経口血糖降下薬)とおならの話

第3回 αグルコシダーゼ阻害薬(経口血糖降下薬)とおならの話

  • レジデントノート2014年12月号掲載

経口血糖降下薬の1つに,ブドウ糖吸収を抑制するαグルコシダーゼ阻害薬(商品名:セイブル®,ベイスン®,グルコバイ®等)と呼ばれる薬品があります.糖質が吸収されるためにはデンプンのような多糖類から消化酵素の作用を得て二糖類(麦芽糖やショ糖),単糖類(ブドウ糖や果糖)に分解される必要がありますが,二糖類から単糖類へ分解するのがαグルコシダーゼという酵素です.

第2回 吸血鬼は感染症だった?

第2回 吸血鬼は感染症だった?

  • レジデントノート2014年11月号掲載

ハロウィンの時期になると,吸血鬼の格好をした人をよく見かけるようになりますね.吸血鬼はオオカミやコウモリと一緒に現れ,水やにんにく,日光や十字架を極度に恐がって,夜に凶暴になるとされています.これらの症状で何か思いつく病気がありませんか?

火薬が心臓病を治す?

第1回 火薬が心臓病を治す?

  • レジデントノート2014年10月号掲載

狭心症発作のときにニトログリセリンを使うことは,皆さん知っていると思います.このニトログリセリンは,ダイナマイトの原料でもありますが,火薬がなんで狭心症に使用されるようになったんでしょう?

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