画像診断Q&A

レジデントノート 2019年5月号掲載
間質性肺炎の治療中,酸素化能の低下をきたした70歳代男性

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症例

症例
70歳代男性.
既往歴
特発性器質化肺炎,咳喘息,胆石症.
常用薬
プレドニゾロン14 mg,エソメプラゾール,カルボシステイン.
生活歴
喫煙歴;ex-smoker(20本/日×5年,28歳より禁煙),飲酒歴;機会飲酒.
現病歴
4年前より労作時呼吸困難(mMRC 1)を自覚.その後,3年の経過で徐々に悪化していた.7カ月前に急激に呼吸困難が増悪し前医に入院したところ,特発性器質化肺炎と診断され,プレドニゾロン30 mgの投与が開始された.呼吸困難は軽快したが完全には回復せず,在宅酸素が導入された.その後,プレドニゾロン漸減中に再度酸素化の悪化がみられ,4カ月前に前医に再入院.ステロイドパルス療法を施行されたが,酸素化は軽度改善のみでその後も症状不安定であり当院紹介受診となった.
身体所見
両下肺野を中心にfine cracklesを聴取.心雑音なし.腹部に有意な所見なし.顔面の浮腫および両側下腿にpitting edemaを認めた.皮疹なし.
血液検査
WBC 11,010 /μL(Neu 81.6 %),Hb 16.2 g/dL,Plt 19.0 万/μL,Alb 3.9 g/dL,AST 31 IU/L,LDH 267 IU/L,BNP 63 pg/mL,BUN 16 mg/dL,Cr 0.68 mg/dL,CRP 0.2 mg/dL,KL-6 1,100 U/mL,D-ダイマー 2.5 μg/mL.
尿検査
WBC(-),タンパク(-),潜血(-).
血液ガス(O2 4.5 L下)
pH 7.405,PaCO2 36.6 Torr,PaO2 67.2 Torr,HCO3 22.4 mEq/L.

Question

  1. Q1 :胸部単純X線写真(図1)の所見は?
  2. Q2 :呼吸困難の原因として考えられる病態は?

プロフィール

茂田光弘(Mitsuhiro Moda)
東京山手メディカルセンター 呼吸器内科
徳田 均(Hitoshi Tokuda)
東京山手メディカルセンター 呼吸器内科
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