画像診断Q&A

レジデントノート 2020年5月号掲載
夜間咳嗽を主訴とした60歳代男性

図1 胸部単純X線正面像

症例

症例
:60歳代男性.
主訴
:夜間咳嗽.
既往歴
:好酸球性副鼻腔炎,糖尿病.
生活歴
:事務職.
喫煙歴
:なし.
飲酒歴
:機会飲酒.
ペット
:室内犬飼育中.
アレルギー歴
:なし.
家族歴
:特記事項なし.
現病歴
:2年前に好酸球性副鼻腔炎で手術.1年前に夜間咳嗽で他院を受診,気管支喘息の診断で吸入ステロイド+長時間作動型β−2刺激薬合剤を処方されたが,その後治療は中断されていた.今回,夜間咳嗽を主訴として当科を受診した.
身体所見
:身長171 cm,体重74.5 kg,体温36.5℃,血圧125/90 mmHg,脈拍数72回/分,呼吸数16回/分,意識清明.頸静脈拡張なし.胸部;ラ音なし,心雑音なし.腹部;肝・腎・脾触知せず,表在リンパ節も触知せず.浮腫なし.
神経学的所見
:特に異常を認めない.
検査所見
:WBC 9,840 /µL(Mo 4.0%,Ly 25.5%,Ba 0.5%,Eo 12.5%,Seg 57.5%),Hb 16.0 g/dL,Plt 27.0万/µL,AST 18 IU/L,ALT 16 IU/L,LDH 198 IU/L,CK 113 IU/L,UN 15 mg/dL,Cr 0.92 mg/dL,Glu 163 mg/dL,CRP 0.1 mg/dL,IgG 1,392 mg/dL,IgE 605 IU/mL
血液ガス分析(room air)
:pH 7.415,PaCO2 40.1 Torr,PaO2 67.7 Torr
スパイロメトリー
:FVC 3.15 L,%FVC 90.0%,FEV1% 68.9%
気道可逆性試験
:1秒量改善量210 mL,改善率9.7%

Question

  1. Q1:胸部単純X線写真(図1)の所見は?
  2. Q2:診断のためにさらに必要な情報や検査は?

プロフィール

大河内康実(Yasumi Okochi)
JCHO東京山手メディカルセンター 呼吸器内科
徳田 均(Hitoshi Tokuda)
JCHO東京山手メディカルセンター 呼吸器内科
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