次号予告 - Next number -

次号 2026年2月号(Vol.27 No.16)は1月9日発行予定です.

特集

日常診療にひそむ「ちょっと見不明熱」(仮題)

編集/野口善令(豊田地域医療センター 総合診療科)

原因が特定できない発熱,いわゆる“不明熱”について,その診断や対応に難しさを感じる方は多いと伺います.実際に日常診療で遭遇する不明熱は,古典的な不明熱の定義を満たさない,いわば“ちょっと見不明熱”であることが多くあり,それに対して網羅的・精査的アプローチをとると,診断の迷走,余分な検査や治療につながる恐れがあるといいます.
本特集では,遭遇頻度の高い“ちょっと見不明熱”に焦点をあて,“本格的な不明熱”との違いや,状況ごとのアプローチの工夫を解説します.“ちょっと見不明熱”の適切な鑑別・検査・対応ができるようになる特集です.

  • 【第1章:ちょっと見不明熱】
  • 1)発熱:その奥に潜むものは?「ちょっと見不明熱」 vs 「本格不明熱」【野口善令】
  • 2)「ちょっと見不明熱」へのアプローチ【鈴木佐緒里,野口善令】
  • 3)高齢者の「ちょっと見不明熱」【加藤心良】
  • 4)入院中に発症した「ちょっと見不明熱」【山本真輝】
  • 5)「ちょっと見不明熱」に「かぜ」の病名をつけない【岸田直樹】
  • 6)「ちょっと見不明熱」へ抗菌薬,解熱薬はいつ使う【渡邉剛史】
  • 【第2章:本格不明熱】
  • 1)「本格不明熱」とは何か?【吉見祐輔】
  • 2)「本格不明熱」へのアプローチ【末松篤樹】

連載

  • なるほどわかった! 日常診療のズバリ基本講座
    • 「患者にわかりやすく説明するコツ:前編(全3回)」【松本千明(北海道立旭川高等看護学院)】
  • “研修医あるある”から学ぶ救急診療トレーニング
    • 「頭痛」(仮題)【武部弘太郎,奥村尚稔(京都府立医科大学 救急医療学教室)】
  • その他

※ タイトルはすべて仮題です.内容,執筆者は変更になることがございます.

今後のラインナップ
2026年1月号 Vol.27 No.15(2025-12-10発行予定)
【特集】向精神薬の“困った”を解決します
2026年2月号 Vol.27 No.16(2026-01-09発行予定)
【特集】日常診療にひそむ『ちょっと見不明熱』(仮題)
増刊号 Vol.27 No.17(2026-01-20発行予定)
研修医のうちに知っておくべき栄養治療(仮題)
2026年3月号 Vol.27 No.18(2026-02-10発行予定)
【特集】一歩踏み込んで考える! 救急・ICUでの循環作動薬(仮題)