原因が特定できない発熱,いわゆる“不明熱”について,その診断や対応に難しさを感じる方は多いと伺います.実際に日常診療で遭遇する不明熱は,古典的な不明熱の定義を満たさない,いわば“ちょっと見不明熱”であることが多くあり,それに対して網羅的・精査的アプローチをとると,診断の迷走,余分な検査や治療につながる恐れがあるといいます. 本特集では,遭遇頻度の高い“ちょっと見不明熱”に焦点をあて,“本格的な不明熱”との違いや,状況ごとのアプローチの工夫を解説します.“ちょっと見不明熱”の適切な鑑別・検査・対応ができるようになる特集です.
※ タイトルはすべて仮題です.内容,執筆者は変更になることがございます.