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最新号(6月16日発行)
2006年7-8月号
(Vol.6 No.4)
定価 2,625円(税込)
バイテクノロジージャーナル最新号詳細

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目次
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特許戦略で失敗しないためのバイオ研究実践ガイド
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特許戦略で失敗しないためのバイオ研究実践ガイド
【監修/山本貴史,本田圭子】

第2回 特許出願に必要なデータとタイミング・・・本田圭子
これまでの科学技術政策では大学などの研究者における知的財産に対する認識を高めるために,特許出願それ自体を奨励し評価する傾向があったが,今後は特許出願の「質」が求められることとなる.「質」の高い特許出願とは,優れたアイデアによる発明を適式な手続きに従って行ったものであることに加えて,バイオ分野では特にその発明を裏付ける実証データが重要となる.今回は,質を重視した特許出願をめざす場合に,バイオ,医薬分野ではどのようなことを具体的に留意し研究を進めていくべきかについて,下記事例に基づいてご紹介していこう.

[Case]

A教授は,化合物Xがin vitroの実験で癌細胞の増殖を抑制し, 一方,正常細胞に対しては増殖抑制能がきわめて低いことを見出した.A教授は,このin vitroの結果について論文にまとめ投稿したところ,アクセプトされた.A教授は,化合物Xが抗癌剤として有望であることから特許出願も行っておくべきではないかと考えている.

[Answer]

上記ケースでは,A教授は「抗癌剤」という医薬に関する特許権の取得を希望している.では,in vitroの実験データのみで医薬発明「抗癌剤」として特許されるのであろうか?


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