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最新号(10月20日発行)
2006年11-12月号
(Vol.6 No.6)
定価 2,625円(税込)
バイテクノロジージャーナル最新号詳細

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目次
■ ニュース
■ 実験技術
テクノ・トレンド
■ 研究戦略
■ コラム&レポート
■ 製品・サービス情報

テクノ・トレンド

・大腸菌を利用した抗腫瘍性抗生物質のde novo合成
  渡辺賢二,大栗博毅,及川英秋
ポストゲノム時代が到来し,医薬品本体あるいはその原料の生産法の効率化がますます重要な課題となっている.なかでも,生合成酵素の遺伝子発現による生物活性物質の生産は,低環境負荷の利点のみならず,酵素の機能改変により種々の非天然型誘導体を合理的に生産できるので,革新的手法として期待されるようになった.われわれは,複雑なマクロラクトン構造を有する抗腫瘍性抗生物質エキノマイシンの大腸菌での生産を試みた.エキノマイシンの生合成には多種多様な酵素群が関与する.これらすべての酵素遺伝子を発現ベクターに組み込み,大腸菌菌体内で生合成酵素群を再構築し,所望の化合物を生産することに成功した.今回の成果は,誘導体を含めた生物活性天然物群の新しい供給法開発へ向けた出発点を提供すると考えている.
・生体分子間相互作用を解析するためのツールとしての蛍光タンパク質Keima
  小暮貴子,唐沢智司,宮脇敦史
生体分子の間で起こる相互作用を,in vitro,in culture,そしてin vivoの系で観ることが求められている.相互作用を効率よく定量的に解析する技術の1つとして,蛍光相互相関分光法(FCCS)技術が注目されている.従来のFCCS技術の問題点を指摘しながら,今回われわれが開発した蛍光タンパク質「Keima」がそれらの問題点を払拭する可能性を議論したい.
・有用遺伝子を探索するSuperSAGEアレイ法
  松村英生,寺内良平
網羅的な遺伝子発現解析は,ゲノム機能解析の重要なアプローチの1つである.われわれは以前にすべての真核生物において遺伝子の発現および探索に利用可能なSuperSAGEという技術を確立した.さらに今回われわれはSuperSAGEで得られる各遺伝子の26塩基配列のタグを直接利用したオリゴヌクレオチドアレイ(SuperSAGEアレイ)による解析法を確立した.本技術はあらゆる真核生物でモデル生物と同様な大規模遺伝子発現解析を可能にすると期待している.
・フレキシザイム 〜遺伝暗号の拡張とリプログラミングへの応用
  村上 裕,菅 裕明
「遺伝暗号の拡張」または「遺伝暗号のリプログラミング」は,特殊アミノ酸の使用を翻訳系で可能にする方法として注目を集めている.われわれは,この方法の鍵となる分子(アミノアシルtRNA)を合成するRNA触媒を創製した.これにより20種の通常アミノ酸に制限されないタンパク質研究が可能となり,タンパク質翻訳後修飾や人工機能化の研究を加速すると考えられる.さらに特殊アミノ酸で構成されるペプチドは,次世代の創薬技術へと発展すると期待できる.

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