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雌雄の生殖細胞系列における遺伝子発現制御機構

Gene regulatory mechanisms in the female and male germlines
北村友佳,行川 賢
Yuka Kitamura/Satoshi H. Namekawa:Department of Microbiology and Molecular Genetics, University of California, Davis(カリフォルニア大学デービス校微生物学・分子遺伝学部門)
10.18958/7407-00001-0001140-00

生殖細胞の源である始原生殖細胞が分化して最終的に卵子や精子に至るまで,雌雄で大きく異なる分化過程を経る.雌雄生殖細胞の分化過程では減数分裂を開始するタイミングが異なり,発現する遺伝子群や,遺伝子発現制御機構も雌雄特異的な制御を受ける.われわれはエピジェネティック制御を軸に,雌雄の生殖細胞系列の遺伝子発現の制御,さらには生殖細胞の分化を司る分子機構の解明に取り組んでいる.本稿ではわれわれの最新の知見を中心に,雌雄の生殖細胞でそれぞれ特徴的な遺伝子発現制御機構を紹介したい.

エピジェネティクス,ポリコーム抑制複合体,減数分裂期性染色体不活性化,卵巣予備能

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