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ゲノム編集マウスの表現型を通して推測するヒト男性不妊

Estimating the proportion of genetic mutations leading to male infertility through genome-edited mouse models
増子大輔,伊川正人
Daisuke Mashiko1)/Masahito Ikawa1)2):Research Institute for Microbial Diseases, Osaka University1)/The Institute of Medical Science, The University of Tokyo2)(大阪大学微生物病研究所1)/東京大学医科学研究所2)
10.18958/7407-00001-0001145-00

哺乳類の生殖は配偶子形成や受精・妊娠といった高次生命現象の連続であり,試験管内で再現することは難しく,遺伝子を破壊したノックアウト(KO)マウスが重要な研究ツールとなる.相同組換えES細胞からキメラマウスを介して作製する従来法と比べ,CRISPR/Cas9システムによる受精卵ゲノム編集はKOマウス作製を簡便・低コスト化した.こうした背景を受け,この10年で生殖生物学分野の知見が急速に蓄積されている.本稿では,いままでにデータベースや論文で報告された雄性不妊マウスの情報をもとに,遺伝子異常による不妊について紹介するとともに,遺伝子異常とヒト男性不妊との関係について議論したい.

男性不妊,ノックアウトマウス,データベース,精子

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