この記事は有料記事です
(残り約10,800文字)
-
【スマホで読める実験医学】ヒト栄養膜幹細胞を用いたMPSの開発と創薬応用
550円
サリドマイド薬害事件では,妊娠初期にサリドマイドを服用した妊婦の胎児に奇形が生じ大きな問題となった.齧歯類を用いた安全性試験ではその毒性を予測することができなかった.現在でも妊婦は胎児への影響を懸念して医薬品の使用を控える傾向があるが,母体から胎児への薬物の移行をより正確に評価可能な系ができれば,妊婦や家族の不安を軽減し,生活の質の向上に寄与できるものとして研究が活発に行われている.本稿では,母体-胎児間の物質移行量を評価するための「胎盤バリアモデル」について,従来のモデルからわれわれが開発した最新のモデルまでを解説したい.
この記事は有料記事です
(残り約10,800文字)
【スマホで読める実験医学】ヒト栄養膜幹細胞を用いたMPSの開発と創薬応用
550円