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生後ミクログリアのエピジェネティック制御機構の解明

IRF8 architects microglial epigenome in the postnatal stage
Saeki K, et al:Nat Immunol, 25:1928-1942, 2024
佐伯恵太,尾里啓子
Keita Saeki /Keiko Ozato:National Institute of Health/National Institute of Child Health and Human Development(NIH/NICHD)(アメリカ国立衛生研究所/国立子ども人間発達研究所)
10.18958/7683-00003-0001864-00

IRF8は初期の胎生期ミクログリアの発生分化に重要な転写因子であることが知られている.今回,われわれはIRF8がマウス生後9〜14日頃というかなり遅い時期に再び活性をもちはじめ,他の細胞運命決定因子であるPU.1やSall1とともに成体ミクログリアの設計図となるエピゲノム(エンハンサー)をどのように形成・維持しているかを明らかにした.

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