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“配列に頼らず”未知のRNAウイルスを暴け!

Unveil RNA viral dark matter
浦山俊一,布浦拓郎
Syun-ichi Urayama1)/Takuro Nunoura2):筑波大学生命環境系1)/海洋研究開発機構生命理工学センター2)
10.18958/7769-00036-0006089-00

RNAウイルスの存在に“白黒つける”ために開発したFLDS法.配列類似度に頼らず,ウイルス特有の長鎖2本鎖RNAを直接検出するこの手法は,当初の狙いを超えて新たなウイルス界の発見にもつながりつつある.SARS-CoV-2や高温温泉からの検出事例を通じて,病原体探索や極限環境研究にも応用が広がる本技術の可能性と展望を紹介したい.

RNAウイルス,2本鎖RNA,複製中間体,配列類似度非依存,環状RNA

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