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研究者のための即時OAと研究データ管理・利活用入門:研究成果の権利を考える

Introduction for researchers on immediate OA and research data management and reuse―Rething the right of the research publications in the digital age
船守美穂
Miho Funamori:国立情報学研究所情報社会相関研究系/鹿児島大学附属図書館オープンサイエンス研究開発部門
10.18958/7805-00036-0006169-00

近年,政府より学術論文等の即時オープンアクセスや,研究データの管理・利活用にかかわるオープンサイエンス政策が打ち出され,研究の現場にいる研究者にも対応が求められるようになっている.他方,これらの政策の趣旨や内容が研究者に十分にわかるように説明されていないため,現場に混乱が生じている.本稿では,研究者が疑問に思っている観点を中心に説明を記す.最後に,国が十分に触れていない,研究成果の権利面の扱いについて示唆を提供し,研究者の注意を促したい.

即時OA,研究データ管理・利活用,オープンサイエンス,データマネジメントプラン,権利保持

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