スマホで読める実験医学
550円

1. 環境構築に必要最低限の知識とAIの活用

Computing basics before building your environment: Let AI guide the way
10.18958/7999-00036-0006676-00
桒原 敦
Atsushi Kuwahara:大阪大学微生物病研究所

はじめに:そもそも何をしようとしているのか?

一般に,コンピューターを使ったデータ処理といえば「プログラミング」が想像される.しかし現実のバイオインフォマティクスでは第三者が作成・公開したツールを使うケースが多く,プログラミング以前の段階が問題となりやすい.現実の解析フローとしては,「入力・処理ツールの準備 → 計算機へ処理の指示 → 処理の実行 → 出力の生成 → 完了もしくはエラーの通知」この連続になることが多い.この際,未経験者にとってのハードルはおおむね以下の2点である.

  • 必要な入力(ファイル)を用意して計算機に指示する基本操作
  • 自分のPC内へのツールを正常に動作できる状態での設置(環境構築)

本稿では環境構築を行うにあたっての最重要ワードを説明する.また,誌面の都合で説明できないが知っていると理解が進む重要用語を列挙している.基礎知識に関してはAIが非常に強力なので,知らないものがあればAIに尋ねてみて欲しい.

この記事は有料記事です

(残り約3,500文字)

  • 【スマホで読める実験医学】1. 環境構築に必要最低限の知識とAIの活用
    550円