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中枢性免疫寛容の最前線

Advances in central immune tolerance
10.18958/7999-00001-0006664-00
室 龍之介,新田 剛
Ryunosuke Muro/Takeshi Nitta:東京理科大学生命医科学研究所分子病態学部門

中枢性免疫寛容は,胸腺髄質において自己反応性T細胞を制御することで自己免疫を防ぐ重要な機構である.近年,シングルセル解析技術の進展により,胸腺髄質がわれわれの想像を超えて多様な細胞群から構成され,末梢組織を模倣する特殊な微小環境であることが明らかとなってきた.また,中枢性免疫寛容には,一定の“不完全性”が許容されることで,感染防御能を維持している可能性がある.本稿では,胸腺髄質微小環境を構成する多様な細胞群とその機能について,最新の知見を踏まえて概説し,中枢性免疫寛容の生理的意義について議論する.

胸腺,T細胞,mTEC,模倣細胞

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