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ノックイン型アルツハイマー病モデルマウスでは,場所細胞のリマッピング機能とグリッド細胞が失調する

Disrupted place cell remapping and impaired grid cells in a knockin model of Alzheimer’s disease
Jun H, et al:Neuron, 107:1095-1112, 2020
Heechul Jun,Allen Bramian,相馬祥吾,齊藤貴志,西道隆臣,五十嵐 啓
Heechul Jun1)/Allen Bramian1)/Shogo Soma1)/Takashi Saito2)/Takaomi Saido3)/Kei Igarashi1):University of California, Irvine1)/Irvine Nagoya City University2)/RIKEN Center for Brain Science3)(カリフォルニア大学アーバイン校1)/名古屋市立大学2)/理化学研究所3)
10.18958/6739-00003-0000685-00

アルツハイマー病患者の多くは徘徊などの空間記憶障害を発症するが,脳のどのような回路機能が失われることで空間記憶障害が生じるのかはよくわかっていない.われわれは,リマッピングとよばれる海馬の空間識別機能がアルツハイマー病モデルマウスにおいて障害されていることを明らかにした.リマッピング機能の回復が,将来のアルツハイマー病治療法につながるかもしれない.

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