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タンパク質の凝集化がかかわる精神障害の発現機構:神経変性に至らないメカニズム

Mental disorders mediated by protein aggregation: its effects on mental function without inducing neurodegeneration
田中元雅,遠藤 良
Motomasa Tanaka/Ryo Endo:RIKEN Center for Brain Science(国立研究開発法人理化学研究所脳神経科学研究センター)
10.18958/6817-00001-0000742-00

神経変性疾患の原因タンパク質の凝集化はその発症に関与することがよく知られている.一方で最近,精神機能にかかわるタンパク質のなかにも凝集性を示し,それによって精神障害が誘導されるものがあることが指摘されている.しかし,その「精神障害におけるタンパク質凝集仮説」には不明な点が多く,その普遍性も十分に調べられていない.本稿では,タンパク質の凝集形成と精神・発達障害の発現や症状の多様性との相関について最新の知見や展望を紹介し,タンパク質の凝集化という新たな視点から複雑な精神疾患の病態を紐解き,これまでにない治療法を見出すための一助としたい.

タンパク質凝集体,精神疾患,神経変性疾患,アミロイド

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