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概論―加速するcGAS-STING研究の現状cGAS-STING経路がいま熱い!明かされる多彩な生命現象への関与と高まる治療標的としての期待

田口友彦
Tomohiko Taguchi:Department of Integrative Life Sciences, Graduate School of Life Sciences, Tohoku University(東北大学大学院生命科学研究科)
10.18958/6817-00002-0000746-00

cGAS-STING経路は,もともと,ウイルスが宿主の細胞質にもち込む“非自己DNA”に応答して自然免疫応答を活性化する経路として同定された.しかしながら,細胞質に漏出した“自己DNA”であっても細胞質に漏出して本経路を活性化し,炎症病態を引き起こすことが明らかになり,大きな注目を集めている.本特集では,STING研究の最先端を走る研究者に基礎・臨床分野の最先端の知見を紹介していただく.爆発的な勢いで研究が加速しているcGAS-STING経路の全貌を俯瞰する機会になれば幸いである.(企画/田口友彦)

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