サイクリン/CDKによる制御,タンパク質分解とのかかわり,チェックポイント制御,さらに癌制圧への応用など・・・次々と話題を呼ぶ細胞周期研究の魅力あふれる世界をさまざまな角度から徹底解説!
目次
1.ようこそ細胞周期の世界へ
細胞周期とは
減数分裂とは
細胞周期研究の実験材料
2.細胞周期エンジンとブレーキ
細胞周期エンジン:cdc2キナーゼ
G2/M期制御のしくみ
出芽酵母のサイクリン
分裂酵母のサイクリン
哺乳動物(ヒト)およびウイルス由来のサイクリン
何台も回っているヒトの細胞周期エンジン
ブレーキの役目を果たすCKI
3.周期的発現のしくみ
細胞周期関連タンパク質の周期的発現
酵母におけるG1/S期をピークとした周期的発現制御
フィードバック制御
Swi5による制御
ヒトG1/S期での周期的発現
4.周期的分解のしくみ
周期的な分解の原理
多彩なE3
出芽酵母のSCFとAPC/C
リン酸化の効果は逆に作用する
分裂酵母のSCFとAPC/C
5.なぜDNA複製は一度しか起きないか
遺伝情報の正確な伝達
核に働きかける2つの状態
複製ライセンス化仮説
DNA複製のしくみ
真核生物のDNA複製に関わる因子
複製開始のしくみとオリジン
1回しかDNA複製が起きないわけ
6.チェックポイント制御
チェックポイントとはなにか
DNA傷害チェックポイントのシグナル伝達
出芽酵母のS/Mチェックポイント制御
ヒトのS/Mチェックポイント制御
指令を無視した“適合”現象
7.M期の制御メカニズム
染色体の分配は短時間で行われる
M期をめぐる5つの過程
中心体サイクル
染色体の構造(クロマチン)
染色体分離のしくみ
紡錘体形成チェックポイント
8.M期脱出
タンパク質の脱リン酸化によるリセット
M期脱出に必須な脱リン酸化酵素Cdc14
M期脱出を制御する諸因子
M期脱出のためのシグナル伝達経路
9.細胞周期と癌
細胞周期の異常から癌化へ
p53経路を介する発癌
ATMとDNA傷害チェックポイント
Rb経路を介する発癌
2つの経路をつなぐARF
ARFはMdm2をp53から引き離して核小体へ運びこむ
染色体の不安定性が癌の特徴である
チェックポイント異常と癌研究
付 録
主要な細胞周期関連遺伝子リスト(出芽酵母・分裂酵母・ヒト)
出芽酵母,分裂酵母,哺乳動物(ヒト)の間で異なる名前をもつ
相同遺伝子産物の対応表
細胞周期研究の方法論
細胞周期研究において用いられる主な試薬の特徴と用途
購入方法・送料について
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- 【本書名】実験医学バイオサイエンスシリーズ:新 細胞周期のはなし
- 【出版社名】羊土社
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(2021年8月23日)
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