次号予告実験医学増刊号

次号 実験医学増刊 Vol.44 No.7(2026年4月20日発行予定)

基礎・臨床血液学の統合をめざして(仮)

編集/須田 年生(北京協和医学院)

本増刊号は、「血液学」の近年の進展──造血発生からニッチ・代謝・エピゲノム、白血病の基礎・臨床、移植・細胞治療まで──を一気通貫で俯瞰するレビュー集です。各項では最新知見の要点、臨床への応用、研究計画に直結する方法論などを整理し、分野横断の見取り図を提示していただいています。
さらに一部【コラム】では、身近に見た分野の第一人者の人となりや、その卓越した研究業績をエピソード的に書いています。読者の海外への視野をひろげ、明日の研究を後押しするリソースになれば幸いです。(編者より)

  • 序にかえて【コラム:James Till】【須田 年生(北京協和医学院)】

第1章 造血発生

  • 1) 免疫細胞の発生【コラム:Mervin Yoder】【吉本 桃子(Western Michigan大学)】
  • 2) 造血発生の新知見【コラム:Elaine Dzierzak】【横溝 智雅(東京女子医科大学)】
  • 3) 造血発生と転写ネットワーク【コラム:Bertie Göttgens】【田中 洋介(東京大学医科学研究所)】

第2章 幹細胞の動態・増幅

  • 4) 造血幹細胞のダイナミクス【余語 孝夫、山﨑 聡(東京大学医科学研究所)】
  • 5) 幹細胞ニッチの再定義【新井 文用(九州大学 医学研究院)】

第3章 成熟細胞

  • 6) 顆粒球生物学のアップデート【森嶋 達也(熊本大学 国際先端医学研究機構)】
  • 7) 赤血球レドックスと機能調節【本橋 ほづみ(東北大学大学院 生命科学研究科)】
  • 8) 巨核球による造血幹細胞運命制御の解明【石津 綾子(東京女子医科大学 医学部)】

第4章 幹細胞の代謝・老化

  • 9) 代謝制御を介した造血幹細胞運命決定【コラム:Paul Frenette】【伊藤 圭介(アルベルト・アインシュタイン医学校)】
  • 10) 造血幹細胞とプログラム細胞死【コラム:Emmanuelle Passegué】【山下 真幸(東京大学医科学研究所 幹細胞治療研究センター)】
  • 11) 造血系抗老化システム【田久保 圭誉(東北大学大学院 医学系研究科)】

第5章 エピジェネティクス

  • 12) 代謝とエピジェネティクスの接点【コラム:Tak W Mak】【平尾 敦(金沢大学 ナノ生命科学研究所)】
  • 13) 幹細胞とエピゲノム制御の横断【コラム:Daniel G. Tenen】【岩間 厚志(東京大学医科学研究所 幹細胞治療研究センター)】

第6章 幹細胞の感染・免疫

  • 14) 造血幹細胞とTregの相互作用【藤崎 譲士(ベス・イスラエル・ディーコネス医療センター)】
  • 15) ミエロイド系がつくる炎症‐造血クロストーク【樗木 俊聡(東京科学大学 総合研究院)】
  • 16) 感染ストレス下の造血再編成【山岸 誠(東京大学 大学院新領域創成科学研究科)】
  • 17) 樹状細胞分化の設計図【黒滝 大翼(熊本大学 国際先端医学研究機構)】
  • 18) 造血生物学から最適化する免疫療法【金子 新(京都大学 iPS細胞研究所)】

第7章 白血病の基礎

  • 19) 白血病ゲノムとクローン進化【越智 陽太郎(京都大学大学院 医学研究科)】
  • 20) 骨髄異形成症候群(MDS)の分子病態【コラム:Stephen Nimer】【指田 吾郎(熊本大学 国際先端医学研究機構)】
  • 21) 白血病の進展【雁金 大樹(東京科学大学 血液内科学教室)】
  • 22) エピジェネティック依存性を標的化する【コラム:Scott Armstrong】【横山 明彦(国立がん研究センター)】
  • 23) モデルマウスを用いた白血病研究【コラム:Ihor Lemischka】【本田 浩章(東京女子医科大学 先端生命医学専攻)】
  • 24) ゲノム診断から治療選択へ【片岡 圭亮(慶應義塾大学 医学部・医学研究科)】

第8章 白血病の臨床

  • 25) ATL研究の進歩【コラム:Charles Bangham】【松岡 雅雄(熊本大学 大学院生命科学研究部)】
  • 26) リンパ腫研究の最先端【坂田(柳元)麻実子(筑波大学 医学医療系)】
  • 27) 白血病代謝を臨床につなげる【菊繁 吉謙(九州大学医学部 第一内科教室)】

第9章 骨髄移植・細胞治療

  • 28) 同種移植におけるGVHD制御とGVTバランス【豊嶋 崇徳(北海道大学大学院 医学研究院)】
  • 29) CAR-T療法の最前線【コラム:Irving L. Weissman】【保仙 直毅(大阪大学 大学院医学系研究科)】

※ タイトルはすべて仮題です.内容,執筆者は変更になることがございます.

今後のラインナップ
増刊号 Vol.44 No.5(2026-03-05発行予定)
AI・データ駆動型創薬研究
2026年4月号 Vol.44 No.6(2026-03-19発行予定)
【特集1】グライコミクス オミクス研究のもう1つのレイヤー 糖鎖の変化をどう見つけ、どう解釈すべきか?(仮)/【特集2】鏡像生命・キラル分子は医薬を変えるか(仮)
増刊号 Vol.44 No.7(2026-04-20発行予定)
基礎・臨床血液学の統合をめざして(仮)
2026年5月号 Vol.44 No.8(2026-04-20発行予定)
【特集1】今日から始めるAI活用 学生の足を引っ張らないために今からできること(仮)/【特集2】研究の完全自動化への挑戦(仮)
実験医学 定期購読
サイドメニュー開く