次号予告実験医学増刊号

次号 実験医学増刊 Vol.38 No.12(2020年7月20日発行予定)

Fibrosis―多彩な間質細胞が織りなす組織リモデリングの理解
(仮題)

編集/菅波 孝祥(名古屋大学環境医学研究所),柳田 素子(京都大学大学院医学研究科),武田 憲彦(東京大学大学院医学系研究科)

従来、Fibrosisは様々な慢性疾患のなれの果てで、臓器の主要な機能を担う実質細胞の数が減少し、コラーゲンなどの細胞外マトリックスで置き換わった状態と考えられてきた。最近、実質細胞と多種多様な間質細胞の相互作用が織りなす細胞間ネットワークが明らかになり、Fibrosisは、正常から疾患への過程で生じるダイナミックな組織リモデリングと捉えられるようになっている。さらに、線維芽細胞が実質細胞の働きや免疫応答を調節するという知見も集まっている。そこで本特集では、Fibrosisをミクロ(線維芽細胞、細胞間ネットワーク)からマクロ(臓器・疾患)の視点で俯瞰し、各臓器・疾患における特異性や共通性を比較することで、Fibrosis研究の現状と今後の方向性についてご紹介したい。 (編者より)

  • 序文
  • 概論【菅波 孝祥,柳田 素子,武田 憲彦】

第1章 線維芽細胞の多様性

  • 1)線維芽細胞の起源【柳田 素子】
  • 2)腎線維芽細胞【鈴木 教郎】
  • 3)免疫組織線維芽細胞【澤 新一郎】
  • 4)癌関連線維芽細胞【榎本 篤】
  • 5)肝星細胞【稲垣 豊】
  • 6)血管周囲線維芽細胞ペリサイト【加藤 勝洋】

第2章 Fibrosisを制御する細胞間ネットワーク

  • 1)3次リンパ組織【佐藤 有紀】
  • 2)細胞死【伊藤 美智子】
  • 3)疾患特異的マクロファージ【佐藤 荘】
  • 4)SASP因子【南野 徹】
  • 5)炎症回路【村上 正晃】
  • 6)貪食【仲矢 道雄】
  • 7)マイクロRNA【河田 則文】

第3章 各臓器疾患におけるFibrosis

  • 1)心臓【武田 憲彦】
  • 2)肝臓【寺井 崇二】
  • 3)腎臓【岡田 浩一】
  • 4)肺自己免疫疾患【熊ノ郷 淳】
  • 5)炎症性腸疾患【金井 隆典】
  • 6)皮膚【椛島 健治】
  • 7)眼【植村 明嘉】
  • 8)脂肪組織【田中 都】
  • 9)骨格筋【上住 聡芳】
  • 10)子宮【廣田 泰】

第4章 Fibrosisに対する次世代アプローチ

  • 1)生体イメージング【石井 優】
  • 2)1細胞トランスクリプトーム解析【津久井 達哉,松島 綱治】
  • 3)Stromal Immunity【長澤 丘司】
  • 4)硬さ【芳賀 永】

※ タイトルはすべて仮題です.内容,執筆者は変更になることがございます.

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増刊号 Vol.38 No.12(2020-07-20発行予定)
Fibrosis―多彩な間質細胞が織りなす組織リモデリングの理解(仮)
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