遺伝子と遺伝子診断がわかる本

第一章　病気とその遺伝的背景
１　病気と素質
　　遺伝病の統計／遺伝か環境か
２　遺伝性の有無は双生児でわかる
　　双生児法／双生児における一致率

第二章　遺伝子の国「と働き
１　DNAと遺伝情報
　　DNA／遺伝暗号
２　遺伝子とその構造
　　遺伝子とゲノム／遺伝子の構造と遺伝情報の流れ／遺伝子の調節領域

第三章　さまざまな遺伝
１　優性遺伝と劣性遺伝
　　対立遺伝子／常染色体性劣性遺伝／常染色体性優性遺伝／ヘモグロビンSの場合
２　伴性遺伝
３　多因子遺伝

第四章　遺伝子やDNAを目で見る
１　診断のためのDNA
２　PCRで遺伝子を見る
　　PCRの原理／PCR法の実際／PCRの特異性と信頼度／デュアルPCR
３　サザン法で遺伝子を見る
　　サザン法／泳動後のDNAの検出
４　塩基配列の解析
　　ジデオキシ法／一塩基の置換による性の逆転／塩基置換のスクリーニング
５　DNAの多型とは？
　　DNA多型／RFLP／マイクロサテライトとミニサテライト

第五章　遺伝子で診断する
１　遺伝子におきる変化
　　フレームシフト／塩基の置換／遺伝子に割り込むレトロトランスポゾン／トリプレットリピート病／遺伝子の活性の変化／遺伝子の変化の型とその頻度
２　遺伝病とその診断
　　遺伝子カタログとその利用／既知の遺伝子異常／同胞対照法
３　多型による間接診断
　　間接診断／間接診断の信頼度
４　出生前診断
　　羊水検査と絨毛検査／母体血清マーカー検査
５　DNA鑑定
　　個人識別／卵性診断／親子鑑定／犯罪とDNA鑑定／DNA鑑定の信頼性
６　癌や白血病をめぐって
　　がんと遺伝子／転座によるがん化／その他の機構よる原がん遺伝子の活性化／がん抑制遺伝子の異常と発がん

第六章　DNAから染色体まで
１　親から子へ、遺伝子と染色体の流れ
　　細胞と染色体／減数分裂と体細胞分裂／ゲノムとは／キアズマ
２　遺伝地図と物理地図
　　遺伝地図／物理地図／YACコンティグ
３　染色体の構造とＤＮＡ
　　DNAから染色体まで／染色体のバンド／染色体の変化もDNAでわかる

第七章　遺伝子診断と倫理
１　遺伝子診断と遺伝カウンセリング
２　遺伝子診断のガイドライン
　　遺伝性疾患の遺伝子診断に関するガイドライン
　　遺伝カウンセリング・出生前診断に関するガイドライン
　　母体血清マーカー検査に関する見解