わかる実験医学シリーズ:生活習慣病がわかる〜糖尿病・動脈硬化をはじめとする各疾患の分子機構と発症のメカニズム
  • 内容見本0
  • 内容見本1
  • 内容見本2
わかる実験医学シリーズ

生活習慣病がわかる

糖尿病・動脈硬化をはじめとする各疾患の分子機構と発症のメカニズム

  • 春日雅人/編
  • 2005年08月23日発行
  • B5判
  • 141ページ
  • ISBN 978-4-89706-969-2
  • 定価:4,400円(本体4,000円+税)
  • 注文不可
    在庫:なし

アディポサイトカイン,インスリン抵抗性,FFA,脂肪毒性,酸化ストレス…脂肪細胞の機能から明らかになってきたメタボリックシンドロームに共通の分子メカニズムを基本から解説.臨床応用に役立つ一冊!

目次
概 論

メタボリックシンドローム:解明が進むその分子メカニズム 【春日 雅人】

 1.はじめに
 2.メタボリックシンドロームの疾患概念
 3.メタボリックシンドロームの病態
 4.メタボリックシンドロームの成因
 5.おわりに


基本編

第1章 肥満症におけるアディポネクチン・AdipoRsの病態生理的意義 【山内 敏正,門脇 孝】

 1.はじめに
 2.肥満症によるインスリン抵抗性惹起メカニズム
 3.インスリン感受性調節におけるレプチンの役割
 4.インスリン感受性が良好なPPARγヘテロ欠損マウスでアディポネクチンの発現が亢進している
 5.アディポネクチン遺伝子は日本人2型糖尿病の主要な疾患感受性遺伝子である
 6.アディポネクチンは白色脂肪細胞由来の主要なインスリン感受性ホルモンである
 7.肥満症,2型糖尿病ではアディポネクチン不足が存在しインスリン抵抗性が惹起される
 8.アディポネクチンは生体内で抗糖尿病因子として作用している
 9.アディポネクチンによる脂肪酸燃焼促進メカニズム(1)
 10.アディポネクチンによる脂肪酸燃焼促進メカニズム(2)
 11.アディポネクチンによる血管壁に対する直接的抗動脈硬化作用
 12.アディポネクチン受容体のクローニング
 13.アディポネクチン受容体の細胞内情報伝達と機能解析
 14.AdipoR1・R2の発現制御とアディポネクチン感受性制御
 15.AdipoRのアゴニストの開発
 16.おわりに

第2章 糖尿病の病態と分子メカニズム(i)膵島 【相澤 徹,駒津 光久】

 1.はじめに
 2.インスリン分泌の生理と病態生理
 3.DMにおけるβ細胞障害の病態
 4.DMにおけるβ細胞障害のメカニズム
 5.β細胞障害に関連した遺伝子変異
 6.今後の研究の展開—DMの合併症を過去形で語る時代をめざして—

第3章 糖尿病の病態と分子メカニズム(ii)肝・脂肪・骨格筋 【綿田 裕孝,河盛 隆造】

 1.血糖調節機構—糖のながれの観点から—
 2.肝での糖代謝
 3.PGC-1αの発現調節
 4.PGC-1αの作用—PEPCK遺伝子プロモーターを例として
 5.インスリンによる糖新生酵素遺伝子発現抑制
 6.炎症性シグナルとインスリン抵抗性—PGC-1αの関与—
 7.脂肪,骨格筋における糖代謝
 8.肥満状態における脂肪および骨格筋でのインスリン抵抗性
 9.おわりに

第4章 高脂血症の病態と分子メカニズム−リポタンパク増加の原因遺伝子を探る− 【石橋 俊】

 1.はじめに
 2.リポタンパク代謝
 3.原発性高脂血症の原因遺伝子
 4.原発性低脂血症の原因遺伝子
 5.おわりに

第5章 高血圧の病態と分子メカニズム−高血圧の病態とその腎性発症機構− 【竹内 和久,伊藤 貞嘉】

 1.はじめに
 2.圧-利尿曲線
 3.尿細管-糸球体フィードバック機構と糸球体輸入細動脈自動調節
 4.糸球体前血管抵抗調節の分子機構
 5.メタボリック症候群と腎・高血圧
 6.おわりに

第6章 粥状動脈硬化症の発症機序 【北 徹】

 1.はじめに
 2.粥状動脈硬化の初期病変
 3.リピッドコアの主役
 4.マクロファージの泡沫化と病変の成熟
 5.酸化LDLの血管内皮細胞,血管平滑筋細胞に対する作用
 6.おわりに

第7章 生活習慣病の遺伝素因とSNP解析 【安田 和基】

 1.はじめに
 2.生活習慣病の遺伝因子
 3.SNPとは
 4.多因子遺伝病として遺伝素因の例−2型糖尿病を例として
 5.現在の注目ポイント—ミレニアムプロジェクト
 6.今後の方向

第8章 生活習慣病のモデルマウス 【井上 麻紀,茂木 浩未,美野輪 治,野田 哲生】

 1.はじめに
 2.ENUによる変異の誘発と変異マウスの生産ならびに表現型の検出方法
 3.変異遺伝子の同定方法
 4.ENU誘発変異による糖尿病モデルマウスの例
 5.脂質代謝異常モデルマウスの例
 6.高血圧モデルマウスの例
 7.おわりに



トピックス編

1.食欲の分子メカニズム−視床下部AMPキナーゼによる摂食行動調節作用− 【箕越 靖彦,岡本 士毅】

 1.AMPキナーゼと生体エネルギーバランス調節
 2.摂食行動と視床下部神経回路
 3.生体エネルギーセンサーとしての視床下部AMPキナーゼ
 4.摂食行動制御因子としての視床下部AMPキナーゼ
 5.視床下部AMPキナーゼによる摂食行動調節機構
 6.おわりに

2.運動療法の生活習慣病予防分子機序 【江崎 治,三浦 進司】

 1.運動時におけるAMPキナーゼ活性化の作用(急性効果)
 2.運動トレーニング後の代謝の変化(慢性効果)
 3.おわりに

3.脂肪毒性:メカニズムと病態 【益崎 裕章,田中 智洋,冨田 努,中尾 一和】

 1.メタボリックシグナル伝達分子としての脂肪酸
 2.膵β細胞における脂肪毒性
 3.骨格筋における脂肪毒性
 4.肝臓における脂肪毒性
 5.脂肪細胞機能と脂肪毒性のかかわり
 6.おわりに

4.生活習慣病発症におけるアディポサイトカインの役割 【前田 法一,下村 伊一郎】

 1.はじめに
 2.TNF-α
 3.アディポネクチン
 4.レジスチン
 5.ビスファチン
 6.おわりに

5.酸化ストレスおよび小胞体ストレス—糖尿病との関連を中心に— 【金藤 秀明】

 1.酸化ストレスと糖尿病
 2.小胞体ストレスと糖尿病
 3.おわりに

6.肥満によるインスリン抵抗性と脂肪組織の炎症 【田守 義和,神田 一】

 1.はじめに
 2.アディポサイトカインの概念
 3.脂肪組織の炎症—肥満とアディポサイトカインの発現変化を繋ぐメカニズム—
 4.今後の展開・治療への応用



付録:生活習慣病研究に役立つノックアウトマウス一覧

購入方法・送料について

本書は全国の羊土社取扱書店にてご購入いただけます.店頭にて見当たらない場合は,下記情報を書店にお伝え下さい.

  • 【本書名】わかる実験医学シリーズ:生活習慣病がわかる〜糖尿病・動脈硬化をはじめとする各疾患の分子機構と発症のメカニズム
  • 【出版社名】羊土社

お近くに取扱書店が無い場合,特に海外でご覧になりたい場合,羊土社HPでのご注文および発送も承っておりますので,下記ご参照のうえ,注文をご検討ください.

羊土社HPでのご注文について

本書を羊土社HPにてご購入いただきますと,本体価格に加えて,送付先・お支払い方法などにより下記の費用がかかります.お手続き等詳細は書籍購入案内のページをご参照ください.

分類 項目 費用
国内 消費税 +400円
送料 +500円
手数料(代引きのみ) +300円
海外 航空便送料 第1地帯(アジア、グアム、ミッドウェイ等) +610円
第2地帯(オセアニア、中近東、北米、中米) +780円
第2地帯(ヨーロッパ) +780円
第3地帯(アフリカ、南米) +1010円
EMS便送料 第1地帯(アジア、グアム、ミッドウェイ等) +1400円
第2地帯(オセアニア、中近東、北米、中米) +2000円
第2地帯(ヨーロッパ) +2200円
第3地帯(アフリカ、南米) +2400円

※この表は本書のみご購入いただいた場合の費用をまとめたものです.他の書籍を同時に購入する場合はお申し込み金額や重量により費用が異なってまいりますのでご注意ください.

海外でご活躍中の皆さまへ 書籍のご購入方法,電子書籍,そのほか役立つ情報をご案内します

法人向け 購入のお問い合わせ

法人での書籍の一括購入につきまして,「見積書や請求書払い」「複数の発送先への対応」「研修用などで使用する書籍の選定についてのアドバイス」等、下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。

こちらの書籍もお勧めいたします

  • 9784758125772
  • 9784758104159
  • 9784758104142
  • 9784758122672
  • 9784758104135
  • 9784758104111
  • 9784758104104
サイドメニュー開く