

分子生物学研究の発展とともに、日進月歩で解明が進んでいる疾病研究の現状を、疾患の発症メカニズムの解明や、臨床応用に向けた遺伝子・分子レベルの基礎研究など、大きな視野からわかりやすく解説しています。
WT1ペプチドワクチンによる白血病の免疫療法
玉置広哉/岡 芳弘/杉山治夫
自己抗原排除機構の破綻とSLE
全身性エリテマトーデス研究の最前線
安友康二
プラダーウィリ症候群・アンジェルマン症候群研究の最前線
ゲノム刷り込み関連疾患の分子機構の解明
目黒牧子 押村光雄
癌抑制遺伝子研究の最前線
非小細胞肺癌を例にして
村上善則
ファンコニ貧血研究の最前線
ユビキチンがつなぐ染色体不安定症候群とBRCA1の関係
谷口俊恭
悪性脳腫瘍に対する遺伝子治療
中原紀元 水野正明 吉田 純
精神疾患研究の最前線
神経変性疾患研究の成功から学ぶ,新しいアプローチ
澤 明
ミトコンドリア脳筋症,ふたたび
はじまった原因核遺伝子の解明
西野一三 埜中征哉
動脈硬化研究の最前線
急速に進むHDL代謝経路の解明とその展望
上田之彦
心臓の発生と先天性心疾患のメカニズム
多彩な転写因子がもたらした心臓病学の新たな可能性
田中 誠 北 徹
メラノーマの自然転移の謎の1つが解けた!
伊藤彰彦 片岡竜貴 野島 博
骨吸収シグナル伝達研究の最前線
破骨細胞の分化・機能制御と新しい骨粗鬆症治療薬開発の可能
水上順子 赤塚浩之 櫻井直樹
腸管出血性大腸菌O157研究の最前線
泉谷秀昌 渡辺治雄
トランスグルタミナーゼ関連疾患の分子病態
タンパク質架橋結合反応の異常が多彩な疾病・病態を惹き起こす
一瀬白帝 小嶋聡一
B型肝炎ウイルス(HBV)Xタンパクに拮抗する新規タンパクRMP
Dorjsuren, D. 村上清史
心肥大研究の最前線−細胞内シグナリングの研究と臨床への応用
伊藤 宏
HIV-1の増殖とAIDSの発症制御
三浦英靖 山本直樹
慢性関節リウマチの新治療戦略としての老化遺伝子の導入
谷口 顕 上阪 等
色素性乾皮症研究の最前線
DNA修復欠損と損傷DNA複製欠損
益谷央豪 花岡文雄
精神疾患(分裂病・躁うつ病)研究の最前線
南光 進一郎
アルツハイマー病研究の最前線をゆく
βアミロイド,プレセニリンとNotchのmissing link
岩坪 威 富田泰輔
伸長したCAGリピート
遺伝性神経変性疾患と精神疾患に共通する遺伝子変異?
垣塚 彰
パーキンソン病研究の最前線
分子遺伝学的・分子生物学的アプローチ
北田 徹 松峯宏人 服部信孝 小林智則 近藤智善 水野美邦