ガイダンス分子

そもそも神経回路網形成における軸索伸長制御因子として発見された.神経軸索は,多種多様な軸索ガイダンス分子に導かれて伸長し,目的のターゲット細胞や組織に到達し,シナプスを形成し,複雑な神経回路を形成するに至る.最近の報告から,血管網形成においても,こうしたガイダンス分子が働いていることがわかっている.現在までにさまざまな軸索ガイダンス分子が発見されており,古典的ガイダンス分子として,軸索に対し誘引作用を示す分子として発見されたNetrinファミリー,および反発作用を示す分子であるSemaphorinファミリー,EphrinファミリーやSlitファミリーが知られている.

実験医学 2009年7月号 Vol.27 No.11

参考書籍

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