mTorは2つの複合体mTORC1(mTor-Raptorなど)およびnTORC2(mTor-Rictorなど)として存在する.mTORC1はアミノ酸や増殖因子からのシグナルを受け,S6キナーゼや4E-BP1などのリン酸化を介して主にタンパク質合成を制御している.一方でmTORC2はPKCαやAktのリン酸化を行うことが知られている.ラパマイシンは主にmTORC1の機能を抑制する.