ヒトゲノムの機能領域を調べてそのデータベースを作成するプロジェクト.ヒトゲノム計画が終了後,配列決定されたヒトゲノムに書き込まれている意味を読み解く国際プロジェクトとして,米国の国立ヒトゲノム研究所が2003年に立ち上げた.その後,日本を含む5カ国32の研究機関が参加し,網羅的な遺伝子の転写量,ヒストン・DNA修飾,クロマチン構造,DNA-タンパク質相互作用などのデータを収集した.この成果は,2012年9月にNature誌を含む30報の論文として出版された.