Lisantiらが近年提唱した概念.がん細胞が,酸化ストレスによって近傍のがん関連線維芽細胞(CAF)でのWarburg effectを亢進させ,生成された乳酸やピルビン酸などの代謝物を取り込んでミトコンドリアでのATP産生に利用すること.CAFでのWarburg effectによって生成された高エネルギー代謝物をがん細胞が利用することから“Reverse” Warburg effectといわれる.