ポテンシー

アセチルコリンの作用濃度を示すのにポテンシー(potency)という言葉を用いる.ポテンシーが高いとは低い濃度で働くという意味である.一番単純な場合は,アセチルコリンの受容体に対する親和性がポテンシーを決める.しかし,アセチルコリンを結合した受容体のGタンパク質を活性化する効率が高まれば,親和性が増えなくてもポテンシーが上がることはある.そのような場合,奏効性(efficacy)を高めるという.PAMはアセチルコリンの親和性を高める場合と奏効性を高める場合の両方が考えられる.PAMはアセチルコリンのポテンシーを高めるとすれば,両方を含めることになる.

実験医学 2013年2月号 Vol.31 No.3

参考書籍

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