経上皮電気抵抗 (TER).上皮細胞では,タイトジャンクションによって管腔側と基底膜側との間でイオンの透過が制限されるため,経上皮電気抵抗 (TER) が生じる.そのためTERはタイトジャンクションによるバリア機能を評価する方法として広く用いられている.トランズウェルで単層培養した上皮細胞の管腔面と基底面に測定機器の電極を挿入することで,容易にバリア機能を評価することができる.バリア機能が低下するとTERの値 (Ω/cm2) も低くなる.