PPARγ

リガンド応答性転写因子である核内受容体PPARγ（peroxisome proliferator-activated receptor gamma）は，脂肪細胞分化のマスターレギュレーターとして知られ，2型糖尿病治療薬チアゾリジン誘導体の標的分子である．チアゾリジン誘導体はPPARγに対しアゴニストとして作用し，前駆脂肪細胞の脂肪細胞への分化促進などによってインスリン抵抗性を改善させると考えられている．

参考書籍

• 実験医学 2008年7月号 Vol.26 No.11 特集「メタボリックシンドロームの鍵因子」
• 実験医学増刊 Vol.32 No.2 特集「研究成果を薬につなげる アカデミア創薬の戦略と実例」
• 実験医学増刊 Vol.35 No.2 特集「糖尿病　研究の“いま”と治療の“これから”」