スマホで読める実験医学
550円

過剰なオートファジーが脂肪細胞の老化を促進する

Age-dependent loss of adipose Rubicon promotes metabolic disorders via excess autophagy
Yamamuro T, et al:Nat Commun, 11:4150, 2020
山室 禎,吉森 保
Tadashi Yamamuro1)/Tamotsu Yoshimori1)2):Department of Genetics, Graduate School of Medicine, Osaka University1)/Laboratory of Intracellular Membrane Dynamics, Graduate School of Frontier Biosciences, Osaka University2)(大阪大学大学院医学系研究科遺伝学教室1)/大阪大学大学院生命機能研究科細胞内膜動態研究室2)
10.18958/6731-00003-0000666-00

脂肪細胞は余剰なエネルギーを貯蔵し,内分泌機能を担うことで代謝恒常性を維持している.その機能は老化に伴い低下し,糖尿病や脂肪肝などの代謝疾患の一因となる.しかしながら,そのメカニズムについては不明な点が多かった.今回われわれは,老化脂肪細胞でのオートファジー過剰が代謝疾患を引き起こすこととそのメカニズムを提示する.

この記事は有料記事です

(残り約4,900文字)

  • 【スマホで読める実験医学】過剰なオートファジーが脂肪細胞の老化を促進する
    550円

関連書籍

実験医学2021年1月号 Vol.39 No.1

新型コロナで変わる時代の実験自動化・遠隔化

プロセスの精度と再現性を向上し研究の創造力を解き放て

  • 夏目 徹,高橋恒一,神田元紀/企画
  • 定価:2,200円(本体2,000円+税)