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トランス作用

とらんすさよう

標的遺伝子近傍に位置するプロモーターなどの調節DNA配列,あるいは近傍から転写されるRNAなどのシスエレメントにより,隣接するDNA上でローカルな転写調節をもたらすシス作用に対して,他の遺伝子からつくられた転写因子などのタンパク質やRNA,異なるクロマチンDNAや同一DNA上でも離れて位置する調節エレメントなどのトランスエレメントにより,リモートで行われる転写調節作用のこと.トランス作用は複数の遺伝子の転写調節を起こし,それらが協調して働くことを可能にするため,グローバルな遺伝子発現をもたらす.(実験医学増刊4312より)

がん幹細胞とは何者なのか? がんの「幹細胞性」を再定義する

可塑性と多様性のメカニズムを解明し、再発・転移の真の原因に迫る

後藤典子/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです

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