メンブレントラフィック
めんぶれんとらふぃっく
膜の分裂や融合により,細胞膜とオルガネラの間,あるいはオルガネラ同士の間で分子が移動する過程.膜の成分である膜タンパク質や脂質も輸送できる,一度に多種類の分子を大量に運べる等数々の利点をもち,受容体リサイクルやホルモン分泌,栄養素取り込みなど多彩な機能を担う.メンブレントラフィックの異常は神経変性や免疫疾患,がんなどのさまざまな病態に深く関与する.(実験医学2025年8月号より)
Rubiconによる老化関連細胞外小胞の分泌制御実験医学2025年8月号膜の分裂や融合により,細胞膜とオルガネラの間,あるいはオルガネラ同士の間で分子が移動する過程を指す.小胞輸送がよく知られている.真核細胞に保存されており,神経突起の伸長や分岐,神経伝達物質の放出,細胞内物質の品質管理などさまざまな現象に関与する.(実験医学増刊4112より)

いま新薬で加速する神経変性疾患研究
異常タンパク質の構造、凝集のしくみから根本治療の真の標的に迫る
解説は発行当時の掲載内容に基づくものです
本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです







