
低分子化合物に加えて核酸,抗体,ペプチドなど新たなモダリティが疾患治療に用いられるようになりました.近年では実験の自動化や網羅的解析の発展により,研究・開発もますます加速しています.そういったなか,創薬研究に必要な知識を学ぶための書籍を求める声を多くの読者からいただきました.
本ページで紹介する実験医学の各特集号では,発行時点での最新情報をいちはやく日本語で解説しました.また単行本では,創薬研究に必要となる知識を体系立てて学ぶことが可能です.
いま創薬研究に携わる方はもちろん,今後創薬を見据えた研究を展開したい方にもオススメのラインナップです!
関連書一覧
特集1:胎盤形成と母児連関 発達を運命づけるメカニズム/特集2:次世代のmRNA創薬へ いま知りたい基盤技術
特集1:母親の周産期疾患から子の生活習慣病まで,生涯にわたる「母児連関」の影響とメカニズム.免疫寛容や細胞間相互作用を始めとした妊娠期のブラックボックスに挑む!/特集2:コロナ禍に脚光を浴びた新規創薬モダリティ「mRNA」.臨床実装,技術革新の進む“今”を知れば,生命科学者の次の課題が見えてくる!
有馬隆博,位髙啓史/編
定価 2,530円(本体2,300円+税) 2025年02月20日発行
特集1:免疫老化を探る 獲得免疫の衰えと暴走を理解し機能再生へ/特集2:分子糊 革新の創薬モダリティ
特集1:ワクチン・がん免疫療法の効果改善や自己免疫疾患の治療をめざし,加齢に伴う免疫の変容の実態を解き明かす/特集2:undruggable標的を狙える&低分子創薬のノウハウを活かせることで注目の創薬モダリティを先駆者が解説
濵﨑洋子,田中 実/編
定価 2,530円(本体2,300円+税) 2025年01月20日発行
もはやペプチドを医薬品にするのは難しい時代ではない! 環状化やアミノ酸の改変により,経口投与が可能となり,研究・開発が加速度的に進行中.その最新知見を把握し新薬開発に活かすための1冊.
菅 裕明/編
定価 6,160円(本体5,600円+税) 2025年01月20日発行
糖尿病や肥満症を皮切りに,様々な代謝性疾患への有効性がみえてきたグルカゴン,GLP-1,GIP.それぞれの特性や作用機序,さらには共作動薬という手段により急速に進みだした創薬研究の現状について大特集!
北村忠弘/企画
定価 2,530円(本体2,300円+税) 2024年08月20日発行
基礎研究の成果を薬につなげるには? 空間オミクスから、次世代疾患モデル、AI・in silico分子設計、大規模ライブラリ…薬の標的分子を探索し、絞り込むための技術と戦略、モダリティの選択まで
善光龍哉,辻川和丈/編
定価 6,160円(本体5,600円+税) 2024年01月19日発行
英米で承認を受け,ついに実用化された「ゲノム編集治療」.がんやダウン症など多様な疾患へ展開する治療法開発と,法令や特許など社会実装に向けたポイントを専門家が解説/AIで動物行動解析の負担・再現性を改善
北畠康司,犬飼直人/企画
定価 2,530円(本体2,300円+税) 2024年03月19日発行
特定の血液がんに著効する一方で直面する,再発の抑制や固形がんへの拡大という課題.T細胞機能の維持,標的化の工夫,免疫抑制への対処など,あらゆるアプローチで克服をめざす/電子ラボノートの活用ノウハウ
保仙直毅/企画
定価 2,530円(本体2,300円+税) 2023年10月20日発行
様々なフォーマットの抗体医薬の開発が進んでいます.機械学習などの利用により効率化がすすむ最新基盤技術,疾患ごとの作用機序,開発前に知りたい知財戦略まで抗体について必要な知識が一冊で学べます.
津本浩平/編
定価 5,940円(本体5,400円+税) 2022年12月05日発行
100年の歴史を経ていま大きく進化するペプチド医薬.特異性高く,細胞内のタンパク質間相互作用も狙える特殊な「中サイズのペプチド」の性質と,それを自在に創る基盤技術の進展を解説/サテライトDNAの新機能
門之園哲哉/企画
定価 2,530円(本体2,300円+税) 2022年12月20日発行
基盤技術の発展により,近年新薬承認がつづく核酸医薬.その迅速な新薬開発を可能にする作用機序から,薬物を標的分子へ安定して届ける核酸修飾と薬物輸送技術,注目集まる新たな治療薬開発の最先端まで解説します.
横田隆徳/編
定価 5,940円(本体5,400円+税) 2021年10月20日発行
細胞を「デザイン」し,薬のように使う時代が来た!ゲノム編集,iPS細胞,改変微生物などの基盤技術が導く,新しいモダリティ.医療経済,知財管理など,細胞医薬を産業として社会実装するための課題も紹介.
河本 宏,辻 真博/編
定価 5,940円(本体5,400円+税) 2020年10月20日発行
令和になって国内承認の相次ぐ,いまもっとも注目される遺伝子治療.ベクター開発・ゲノム編集の基盤技術の詳説から,CAR-T細胞療法など実用化の最前線,規制・知財・医療経済的の視点まで,この1冊でカバー!
小澤敬也/編
定価 5,940円(本体5,400円+税) 2020年01月20日発行
創薬に携わる製薬企業・アカデミアの研究者必読!アッセイ系の基本原理をもとに,手法の使い分け・系の構築の過程を,現場の研究者目線で丁寧に解説.必ず遭遇する問題への実践的な対処法を具体例とともに掲載.
スクリーニング学研究会/編
定価 9,900円(本体9,000円+税) 2022年06月30日発行
創薬研究で肝となる相互作用解析の決定版的プロトコール集!多様な解析法の物理化学的な原理から実験のポイントまで丁寧に解説.AlphaFoldやクライオ電顕などを用いた立体構造から迫るアプローチも紹介.
津本浩平,前仲勝実/編
定価 9,900円(本体9,000円+税) 2021年12月07日発行
腸内細菌叢研究は,社会実装の時代へ─生菌製剤,便移植,ファージ療法,シンバイオティクス,新たなモダリティで展開される創薬プロセスを徹底解説!/医科学研究のための個人情報保護法改正のポイント
金 倫基/企画
定価 2,200円(本体2,000円+税) 2022年05月20日発行
いま世界中の製薬企業がこぞって参入する新たな創薬モダリティ.この技術により薬の標的となりうるタンパク質が格段に広がります.原理から実験での利用,ベンチャーの動向まで最先端を網羅/査読に関する座談会も!
内藤幹彦/企画
定価 2,200円(本体2,000円+税) 2020年08月20日発行