ERはcommon diseaseの症例が多く,研修医が学ぶべきことが満載! 研修医がよくつまづく症例から,最前線のER医ならではの安全重視の指導のコツを学ぶ!
佐賀医大救急医学の助教授をしておられた加藤博之先生が,北陸で開催されたある学会のついでに(いや,もしかしたらその学会を利用して…笑)私を訪ねてくださったのは4年ぐらい前だったでしょうか.当時,卒後臨床研修必修化を目前にして,ER型(北米型)救急医の必要性を熱く語って下さいました.ER型(北米型)救急に挑む大学の救急部としては孤軍奮闘…と思っていましたが,実は同じ戦争を戦っている戦友がいたんだ…と,感激がこみ上げたのを今でもまざまざと憶えています.
現在,私が最も多く依頼される講演は「卒後臨床研修においてERでどのように教育するか」というテーマです.「ERでの研修がどの医師にも必須である」という点について反対する意見は少なくなり,現在は「ERでどのように研修させるべきか」という点に焦点が絞られ,このことがER型(北米型)救急医のいない日本じゅうの研修施設で最大のテーマとなっています.医学生たちが研修施設を選ぶ際にERでの研修の充実度を大きな目安にしていることは明白です.今後,ERでの研修の充実に成功した施設こそが研修病院として勝ち残っていくはずです.
本書はそのような施設の指導者のための虎の巻として,なんとも形容し難いおいしい味の出たものに仕上がっています.長年ERで指導してこられた加藤先生の書かれたものらしい以下のような3つの特徴があります.
医学的な観点のみならず,救急外来の危ない研修医たち,研修医を格段に進歩させるアドバイス,ER指導医の出番,ER指導医の心得など,多種多様な観点から新鮮で多くのpitfall and pearlに満ち満ちています.
この本は間違いなく我が国の救急研修の充実に大きく貢献し,救急室を受診される患者さんや御家族のリスク軽減と満足度アップにつながるはずです.指導医のための虎の巻ですが,医学生,初期研修医,後期研修医,ER専属看護師の全ての方々に読んでいただきたい本です.この本を読まれた方々のなかで一人でも多くER型(北米型)救急を専門とする医師や看護師が出現することを祈らずにはおれません.
(福井大学医学部付属病院 救急部・総合診療部 寺沢秀一)
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