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- 気管支喘息にて通院中の60歳代女性

- 症 例
- :60歳代,女性
- 既往歴
- :13歳;虫垂炎手術
- 生活歴
- :事務職.喫煙歴;15本×36年(4年前まで)
- 現病歴
- :56歳時にはじめて気管支喘息を指摘され通院中.ステロイド依存性の重症喘息でプレドニゾロン1回7.5 mg 1日1回内服と吸入ステロイド高用量を使用していた.健診時の胸部単純X線写真で異常影が指摘された
- 身体所見
- :身長156 cm,体重73.6 kg,体温36.1℃.胸部;強制呼気終末にwheezeを聴取.心雑音なし.腹部;肝・腎・脾触知せず,表在リンパ節触れず.浮腫なし
- 検査所見
- :WBC 6,430/µL(Mo 4.0%,Ly 16.0%,Ba 0.6%,Eo 3.4%,Neu 76.0%),Hb 14.9 g/dL,Plt 26.8万/µL,TP 7.7 g/dL,Alb 5.0 g/dL,AST 35 IU/L,ALT 39 IU/L,LDH 333
IU/L,UN 16 mg/dL,Cr 0.6 mg/dL,CRP 0.3 mg/dL,ESR 32 mm(1時間)

- Q1. 胸部単純X線写真(図1)の所見は? 病変の存在部位は?
- Q2. これから必要な検査は?
プロフィール
大河内 康実(Yasumi Okochi)
東京山手メディカルセンター 呼吸器内科
徳田 均(Hitoshi Tokuda)
東京山手メディカルセンター 呼吸器内科