画像診断Q&A

レジデントノート 2015年11月号掲載
【問題】高熱,咳嗽,喀痰を主訴に受診した60歳代男性

症例

症 例
:60歳代男性
主 訴
:発熱・咳嗽・喀痰
既往歴
:特になし
喫煙歴
:なし
飲酒歴
:なし
常用薬
:特になし
現病歴
:10日ほど前より発熱と咳嗽あり,膿性痰の増加と,全身倦怠感が強く外来受診,胸部異常陰影を認め,精査加療目的で入院となった
身体所見
:体温39.0℃.血圧130/86 mmHg.胸部聴診上,右下肺野でcoarse crackles聴取,心雑音なし.その他身体所見に異常は認めず
血液検査
:WBC 12,010/μL(Neu 82%,Ly 13%,Eo 1%),Hb 12.5g/dL,CK 63 IU/L,CRP 21.9mg/dL,FBS 98mg/dL,CEA・CYFRA・NSEなど各種腫瘍マーカーは正常範囲内

Question

  1. Q1. 胸部単純X線写真(図1)の所見は?
  2. Q2. 鑑別として何を考え,どのような医療面接,検査を行うか?
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