「新生児からのGBS検出って…なぜ危険!?」|臨床検査専門医がコッソリ教える… 検査のTips!

新生児からのGBS検出って…なぜ危険!?

江原佳史

研修医 臨くん

先生,私はいま産科ローテーション中なのですが,先日腟培養陰性だった母体からの出生児がB群溶血性レンサ球菌(GBS)陽性と判明したんです.結果を知った指導医は大慌てだったのですが…何がそんなに危険なのでしょう??
なるほど.臨くん,GBSは分娩前スクリーニングの腟培養でも非常に検出されにくくて見逃されやすい菌なのだけれど,新生児に侵襲性感染症を起こしてしまうことが多いんだ.では,一緒に詳細を確認してみよう!

けんさん先生

解 説

GBSの疫学

B群溶血性レンサ球菌(Group B Streptococcus:GBS)は直腸および腟の常在菌なのだけれど,新生児に敗血症や髄膜炎など侵襲性感染症を引き起こすことが多いんだ(図1,2).発症時期により早発型(日齢0~6に発症),遅発型(日齢7~9に発症),超遅発型(日齢90以降に発症)の3つに分類される.

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