「凝固阻止因子活性が偽高値となる場合?」|臨床検査専門医がコッソリ教える… 検査のTips!

凝固阻止因子活性が偽高値となる場合?

森下英理子

研修医 臨くん

肺血栓塞栓症を発症したアンチトロンビン(AT)欠乏症疑いの患者さんのAT活性が,前医では55%と低値だったのに,当院で測定した検査結果は,78%と正常範囲なんです.どちらの値が正しいのでしょうか?
抗凝固薬がAT活性に影響する可能性があるんだ.だから,内服している抗凝固薬と,使用したAT活性測定法を理解しておく必要があるね.

けんさん先生

解 説

DOACは凝固検査に影響する

現在,直接経口抗凝固薬(direct oral anticoagulant:DOAC)には4種類あり,標的因子の違いから直接トロンビン阻害薬(ダビガトラン)と直接活性型第X因子(FXa)阻害薬(リバーロキサバン,アピキサバン,エドキサバン)に分類されているよ.

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