上蓑義典
研修医 臨くん
けんさん先生
抗菌薬が効かない菌の増加,いわゆるAMR(antimicrobial resistance:薬剤耐性)は世界的にも非常に大きな問題になっているよね.特に,大腸菌やクレブシエラなどの腸内細菌目細菌と呼ばれる種類のグラム陰性桿菌のなかで,切り札となるカルバペネム系抗菌薬に耐性の菌が増えていることが最大の懸念なんだ.わが国でも2014年9月より,カルバペネム耐性腸内細菌目細菌(carbapenem-resistant Enterobacteriaceae:CRE)感染症が,感染症法5類全数把握疾患になったんだ.メロぺネムに耐性,あるいはイミぺネムとセフメタゾールにともに耐性の大腸菌やクレブシエラなどが原因となった感染症を診断したことがある方は,感染症発生届を記載したことがあるかもしれないね.