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【スマホで読める実験医学】アルツハイマー病におけるミクログリア変化と病的役割
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アルツハイマー病におけるミクログリア変化と病的役割
Pathological roles of microglia in Alzheimer Disease
Aika Akahori/Sho Takatori/Taisuke Tomita：Laboratory of Neuropathology and Neuroscience, Graduate School of Pharmaceutical Sciences, The University of Tokyo（東京大学大学院薬学系研究科機能病態学教室）
10.18958/7381-00001-0001089-00
アルツハイマー病（AD）の発症機序には，アミロイドβ（Aβ）やタウからなる異常な線維の脳内蓄積がかかわるが，これに加えて近年，ミクログリアが重要な役割をもつことが明らかになってきた．ミクログリアはAβ斑の周囲に集簇し神経細胞を保護する役割がある一方，Aβやタウ蓄積に呼応した遺伝子発現の変化には加齢変容との類似性がみられ，細胞の機能変容がADの発症と深く関連している可能性がある．ここではADと関連する機能変容のうち特にAβ貪食活性の変化や細胞老化，自然免疫経路の活性化との関連について最新の知見を概説する．
アルツハイマー病，ミクログリア，TREM2，INPP5D
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