550円

細胞障害関連分子(DAMPs)と炎症老化

Damage-associated molecular patterns(DAMPs)and inflammaging
衞藤翔太郎,柳井秀元
Shotaro Eto/Hideyuki Yanai:Department of Inflammology, Research Center for Advanced Science and Technology, The University of Tokyo(東京大学先端科学技術研究センター炎症疾患制御分野)
10.18958/7381-00001-0001085-00

免疫系は微生物やがんなどの異物を排除して生体の恒常性を維持するのに重要な生命システムであるが,この機能は加齢に伴い徐々に低下し,獲得免疫応答の低下と微弱な炎症応答の誘導を特徴とする免疫老化とよばれる現象を起こす.免疫老化は炎症老化として知られる慢性炎症や関連疾患を悪化させる一因となっていると考えられており,近年,免疫老化を誘導するメカニズムの解明やその抑制法の開発についての研究が精力的になされている.本稿では免疫老化を促進する一因として捉えられている細胞障害関連分子(DAMPs)について,われわれの最近の知見を含めて紹介したい.

DAMPs,自然免疫受容体,炎症,免疫老化

この記事は有料記事です

(残り約12,100文字)

  • 【スマホで読める実験医学】細胞障害関連分子(DAMPs)と炎症老化
    550円