スマホで読める実験医学
550円

cDNA display proteolysis法によるタンパク質構造安定性のメガスケール解析

Mega-scale experimental analysis of protein folding stability in biology and design
Tsuboyama K, et al:Nature, 620:434-444, 2023
坪山幸太郎
Kotaro Tsuboyama:Feinberg School of Medicine, Northwestern University/Institute of Industrial Science, The University of Tokyo(ノースウェスタン大学ファインベルグ医学校/東京大学生産技術研究所)
10.18958/7381-00003-0001101-00

タンパク質の折りたたみにおける構造安定性は,機能的な分子の割合を規定する重要な特徴量である.しかし,その定量には手間と費用がかかるため,構造安定性の全容は明らかではない.本研究では,90万種類までのタンパク質の構造安定性を一度の実験で定量する手法を開発した.本手法により得られる大規模データは,構造安定性の理解と予測に役立つことが期待される.

この記事は有料記事です

(残り約5,500文字)

  • 【スマホで読める実験医学】cDNA display proteolysis法によるタンパク質構造安定性のメガスケール解析
    550円

関連書籍

実験医学 2023年12月号

炎症老化 Inflammaging

老化に伴う慢性炎症を紐解き、加齢関連疾患の制御へ

  • 尾池雄一,真鍋一郎/企画
  • 定価:2,530円(本体2,300円+税)