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ステムセルバイオロジーの視点から紐解く皮膚老化と生物学的年齢

“Aging” from the perspective of stem cell biology
佐田亜衣子
Aiko Sada:International Research Center for Medical Sciences(IRCMS),Kumamoto University 1)/Life Science Center for Survival Dynamics, Tsukuba Advanced Research Alliance(TARA),University of Tsukuba 2)〔熊本大学国際先端医学研究機構(IRCMS)1)/筑波大学生存ダイナミクス研究センター2)
10.18958/7239-00001-0000455-00

皮膚は,加齢に伴う内的変化に加え,紫外線などの外的要因により老化が進行し,外観や組織学的変化として現れることから,優れた老化モデルとして注目されている.近年,皮膚の加齢性機能低下の一因として,分化細胞の供給源である幹細胞の老化(ステムセルエイジング)が提唱されている.本稿では,皮膚老化と生物学的年齢について,皮膚幹細胞の維持と破綻といった視点から最新の知見を交えて紹介する.皮膚の老化メカニズムの解明は,幹細胞異常を起因とする老化の定量化や克服へ向けた新たなストラテジーを提供する糸口となるかもしれない.

皮膚老化,組織幹細胞,ステムセルエイジング,細胞のアイデンティティ,微小環境

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