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【スマホで読める実験医学】EVシートによる新しいEVトランスレーショナル研究開発
550円
細胞外小胞(extracellular vesicle:EV)は細胞由来情報を搭載し体液中を循環し機能するため,疾患を発見・理解するためのバイオマーカーとして注目されている.近年われわれが開発したEVシートは,これまでのEV精製の概念を覆す,非常に微量な体液からのEV捕捉と安定的保存を可能とした次世代EV抽出法である.利用法として,湿潤な臓器にEVシートを貼付することでEVを捕捉するアタッチング法,シートを体液に浸すソーキング法の2種があり,それぞれ独立した利点がある.EVバイオマーカー解析には,目的に合わせたEV抽出法の設定が必須であるが,EVシートはその手法のユニークさから新たな研究開発の創出に貢献する.
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