第4のがん治療として注目高まる「がん免疫療法」の入門書.がん抗原とは?抗PD-1抗体はなぜ効くの?副作用は?細胞療法とワクチンの違いは?などの基本知識を,豊富なイラストとともにやさしく,正しく解説します.
目次
プロローグ─「がん免疫療法」って何ですか?
まずは「がん免疫療法」の定義から
簡単に、免疫学のおさらいをしましょう
がん免疫療法の効果の鍵は、がんに対する特異性
第1章 がんと免疫の関係
keywords… がん化のしくみ、T細胞によるがん監視機構、がん微小環境における免疫抑制
私たちの体では毎日無数のがん細胞が生まれている
T細胞は「がん抗原」を認識してがん細胞を攻撃する
がん細胞はどのように免疫監視機構をすり抜けるのか?
がん微小環境における免疫抑制のしくみ
第2章 免疫チェックポイント阻害剤のしくみ
keywords… 抗PD-1/PD-L1抗体、抗CTLA-4抗体、副作用(自己免疫疾患様症状)、効果予測(PD-L1の発現、T細胞浸潤、ネオアンチジェン)
免疫チェックポイント分子はT細胞の暴走を抑えるために存在している
抗PD-1/PD-L1抗体や抗CTLA-4抗体はT細胞のブレーキを解除する
なぜ免疫チェックポイント阻害療法が注目されているのか?
免疫チェックポイント阻害療法の副作用
免疫チェックポイント阻害療法の効果をいかに予測するか?
第3章 エフェクター細胞療法のしくみ
keywords… 養子免疫療法、免疫細胞療法、末梢血リンパ球、TCR-T細胞療法、CAR-T細胞療法、血液がん、副作用(サイトカイン放出症候群、on-target off-tumor効果)
免疫細胞を“とって・増やして・戻す”治療法
TCR-T細胞療法、CAR-T細胞療法のコンセプト
TCR-T細胞療法、CAR-T細胞療法の治療効果と課題
TCR-T細胞療法、CAR-T細胞療法の副作用
エフェクター細胞療法を“off-the-shelf”にするために
第4章 がんワクチン療法のしくみ
keywords… 共通抗原、CT抗原、ペプチドワクチン、Toll様受容体(TLR)、アジュバント、樹状細胞ワクチン、ネオアンチジェン
がん抗原とは? がんワクチンとは?
がん免疫アジュバントは自然免疫系を介してT細胞の活性化を助ける
樹状細胞は“プロフェッショナル”な抗原提示細胞
ネオアンチジェンを用いた次世代がんワクチン
がんワクチンの問題点と今後の課題
第5章 複合的がん免疫療法のしくみ
keywords… 免疫チェックポイント阻害剤、ペプチドワクチン、エフェクター細胞療法、分子標的薬、抗がん剤、放射線療法、外科手術、安全性
がん免疫療法どうしの組み合わせ
がん免疫療法と他のがん治療法との組み合わせ
複合的がん免疫療法の課題
エピローグ─がん免疫療法の発展に向けて
いかに治療効果を高め、副作用を低減させるか?
がん免疫療法の個別化に向けて
がん免疫療法の治療効果をどのように判断するか?
新しいテクノロジーとの融合
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- 【本書名】やさしく学べる がん免疫療法のしくみ
- 【出版社名】羊土社
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(2021年8月23日)
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