新臨床医のための分子医学シリーズ

骨・軟骨代謝と注目の骨疾患

骨新生から骨疾患の病態解明・治療まで

松本俊夫／編

2002年02月25日発行
A5判
180ページ
ISBN 978-4-89706-555-7

定価：4,180円（本体3,800円＋税）
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骨格系の統合性は軟骨細胞による成長・骨新生と，骨をつくる骨芽細胞と骨を壊す破骨細胞が営む骨再構築により維持されています．近年，これらの細胞の機能・分化の調節因子が次々と同定され，骨格系の制御に関する理解は飛躍的に進歩しています．本書は，軟骨細胞系，骨芽細胞系，破骨細胞系の形成・分化の分子機構と，近年話題となっているこれらの細胞系に対する核内レセプターを介する調節系についての最近の知見をまとめました．　また，骨粗鬆症やリウマチなどの骨疾患の治療には，骨格系の制御に関わる分子機構の理解とその異常に基づく病態の解明が不可欠です．本書では，これらの研究の最新成果とともに，最大の骨疾患である骨粗鬆症の診断・治療法の進歩をわかりやすく解説しています．　骨代謝学および骨疾患の研究・診療に従事されている方は是非ご覧ください．

概論　骨代謝研究の新たな展開

第1章　骨形成と骨吸収の制御メカニズム

1-1　軟骨細胞の分化・機能の制御

1-2　骨芽細胞の分化・機能の制御と骨の再生

1-3　骨・軟骨細胞の分化制御シグナルと転写因子

1-4　破骨細胞の形成・機能の制御

1-5　核内レセプターと骨代謝

第2章　骨疾患の病態と発症機序

2-1　エストロゲンと骨

2-2　加齢と骨

2-3　力学的負荷の低下と骨

2-4　炎症性疾患と骨

2-5　乳癌の骨転移のメカニズムと治療〜骨は癌細胞の温床〜

第3章　骨粗鬆症の診断と治療

3-1　骨粗鬆症の診断と評価

3-2　骨粗鬆症の治療とEBM〜椎体骨折防止効果の現況〜

3-3　骨粗鬆症治療の今後の展望〜骨形成促進剤の開発〜

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【本書名】新臨床医のための分子医学シリーズ：骨・軟骨代謝と注目の骨疾患〜骨新生から骨疾患の病態解明・治療まで
【出版社名】羊土社

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